内容説明
巨人V9のエース・堀内恒夫の豪速球やドームを破壊(?)した巨砲カブレラなど驚きの新事実を交え日米両球界の語り継がれるべきエピソードを満載。
目次
第1章 投手編―魔球の真実(2リーグ分立直後の異彩を放った投手伝説;全米選抜を最初に困らせた魔球「カーブ」伝説;藤本英雄より前から使われていた「スライダー」伝説;戦後に持ち込まれた「フォークボール」伝説;シンカー、シュート、ナックル、パームの魔球伝説)
第2章 投手編―最速王伝説(史上最速の豪速球伝説;スピードガン計測の世界一を探る)
第3章 打者編―最長飛距離伝説
著者等紹介
小野俊哉[オノトシヤ]
1961年岡山県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、味の素、住友金属工業を経て、2003年にスポーツ・アクセス社を設立。また、共同通信社に非常勤で勤務。スポーツの記録と選手の活躍を分析評論し、日刊スポーツをはじめ各社メディアやメジャー球団に情報提供を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kaz
4
戦前から2リーグ分裂時代のプロ野球史は、伝説として聞きかじっている程度だった。本書は、データをもとに詳細に当時の事を紹介していて、大変興味深く読めました。現代の選手も多数紹介されているところがまたいい!次は、打率編や盗塁編、守備編なんかも読んでみたいです。2011/11/15
Humbaba
4
昔と比べれば,現在はトレーニングのための施設も知識も整ったものとなっている.しかし,だからといって昔よりも速い球が投げられるようになっているかは別問題である.伝説として謳われる選手たちは,その伝説にみあうだけの結果を示していたのである.2011/11/03
YOS1968
4
相変わらずの子細なデータ解析と明確な語り口が嬉しい。日米プロ野球における伝説の検証や、歴史に埋もれた名選手の紹介をしていく。最速の投手は誰か。沢村より評価された投手がいた。スタルヒンとダルビッシュの比較。稲尾~伊藤、マー君のスライダーの系譜。現在世界最速のチャプマンや「火の玉フェラー」伝説。最長飛距離のホームランは誰が打ったのか。などなど、非常に興味深いテーマを取り上げている。2011/10/20
kokada_jnet
3
一般の野球ファンの知らない、マニアックな人物を多数、紹介してくれるのはありがたいのだけれど。そういう記述部分と、メジャーな人物の「検証」部分がごちゃごちゃしていて。読みにくい一冊になっている。2012/05/17
kuwagata
2
野球少年だった小学生の頃、野球本をよく読んでいました。この本を読むと、その頃の知識が蘇って来るとともに、意外な事実も紹介されているので、今更ながら新たな発見もあってとても楽しい。打者のページが少ないのが不満。守備(野手や捕手)の観点も欲しいところ。2011/11/07




