内容説明
トヨタの主力工場から、デンソー、東海理化、日野自動車、横浜ゴム、LG電子までを高効率化させた著者が明かす真髄。セブンイレブン、キャノン、NECもその理論を実施。日本初、現場実戦例中心の公式実用書。
目次
第1章 1965~1970―改善黎明期
第2章 1971~1973―自社・他社での数多くの改善
第3章 1974~1976―生産台数減時代の改善
第4章 1976~1977―原点の再発見と新発想の改善
第5章 1978~1981―新車切替え時の改善と米企業の実情
第6章 1981―中国での改善
第7章 1982―試作工場の改善
第8章 1982~1990―トヨタ物流方式の確立
第9章 1991~1998―トヨタ九州の立ち上げとNUMMI
第10章 1998~2010―トヨタ式改善の今
著者等紹介
佐藤光俊[サトウミツトシ]
1965年、慶応義塾大学理工学部機械科卒業。トヨタ自動車工業に入社。生産管理部に配属となり、初代カローラの立ち上げを経験する。1970年、後のトヨタ生産方式の推進部署の「生産調査室」発足に伴い移動。トヨタ生産方式の生みの親である当時の大野専務から直接の指導を受ける。同年、豊精密工業にて標準作業を中心とする初めての改善を実施。その後もデンソー、東海理化、豊田自動織機、日野自動車など多くの企業にてトヨタ式の改善を実施し、目覚ましい効果を上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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石臼
1
思想の部分まで掘り下げていた岩月氏の本と比べて、これは武勇伝のようなエピソード集にとどまっている感触。2014/08/31
天切り松
1
ちゃんとトヨタにいた人の話がうれしい。代書屋さんが追加したエピソードもいい感じ。トヨタに詳しくないと読みにくいかも。2014/07/18
moleskine_note
0
回顧録の側面もあるが、楽しんで読めた。トヨタ生産方式の原点かな。2016/01/30
ide
0
ありがちな内容ではあるが、物流の目線と取引先の陥り易い問題点が参考になった。 まとめ生産もまとめ運搬も注意しないと恐ろしいことになる。 大型トラックは生産量が少ないからサイクルタイムが長く部品が重い。そこで部品の流れを良くすることが楽に作業が出来ることに繋がり生産性向上に結び付く。 ノックダウン梱包はバンニング計画に基づいて所番地化と目で見る管理。2014/08/16