あかいマスク

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  • サイズ B5判/ページ数 1冊(ペ/高さ 27cm
  • 商品コード 9784594063993
  • NDC分類 E
  • Cコード C8795

内容説明

街中で赤いマスクが大流行。みんな赤いマスクなので、誰が誰だか分からない!第3回Be絵本大賞受賞作品。

著者等紹介

山崎史人[ヤマザキフミヒト]
1983年に生まれる。埼玉県出身。小さい頃は図工が大好きで、中学時代には科学に興味を持ち科学部に入部。高校生になり青春したいと思い、ラグビー部に入部。その後、美術系大学への進学を目指し、3年間浪人。東京藝術大学に入りデザインを学ぶ。2011年3月、同大学院美術研究科デザイン専攻、修了。『あかいマスク』で第3回Be絵本大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

92
表紙が強烈な印象の絵本。怪しい「世界一のマスク屋」により、映画「赤いマスク」のマスクが大流行して、町のみんながマスクをかぶってしまうお話。おまけに、このマスクをかぶると誰が誰だかわからなくなるらしく、八百屋さんかと思って話しかけたらお客さんだったり、泥棒をつかまえたと思ったら人違いだったり、子供がおもちゃをねだってきたと思ったら他人の子供だったりと、大混乱。アイデンティティの失われた世界で、再び個性を復活させるために、主人公のとった行動は・・・とぼけた絵だが、なかなかに深い。Be絵本大賞作品。2015/10/10

☆よいこ

67
絵本。映画「マスクおとこ」のあかいマスクがかっこいいと思った男の子は、ちょっと怪しいマスク屋さんに行く。マスクをかぶって、かっこよくなったと思った男の子はそのまま友だちに会いにいく。すると、町はあかいマスクの人たらけで、誰が誰なのか分からない。町は大混乱。隣にいる友だちも分からなかった▽個性ってなんだろうね。独特な雰囲気の絵本でした。2011年刊2024/11/13

たまきら

20
読み友さんから。うへえ、なんだかこわいぞこれ。今の世代を上手に批判している観が、ちょっと動物農場っぽい。面白かった。2017/06/09

いろ

20
映画で憧れ赤いマスクを購入!被って街に出ると…全員赤いマスク!?というお話。まず表紙,強烈インパクトw なんだけど,これがレスラーとかでカッコいいのかと思ったら,冴えない容貌の主人公のドアップwww 中の人物たちは2頭身くらいのとぼけた容姿でいきなり愛着を感じ,全員赤いマスクに,9歳男児は終始笑って読んでいた。けれど,大人には「個性の喪失」深いテーマも強く感じさせられる。後半,時計の周りで人待ちする皆が,だんだん目や口が消え,服の上下もぼやけ…息子笑いながらも「怖いね~。」2017/04/18

みさどん

17
表紙からしておもしろい。マスクってこっち。レスラーのかぶった赤いマスクが人気で、大人も子どもも男女入り混じってかぶって生活。その混乱が描いてある。落ちはいまいちかな。流行りものに乗っかるって心理がお金の循環を生むんだなあなんて、違うことを考えてしまった。顔が分からないとたがが外れる人っていそうだ。2024/10/25

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