内容説明
津軽半島は、なぜ飛び地だらけなのか？信濃の国である長野では、なぜ信濃川と呼ばず千曲川と呼ばれているのか？など、日本地図には聞かれるとわからない謎がいっぱい！地図好きにはたまらない地理ミステリーをじっくり味わってほしい。
目次
第１章 北海道・東北エリア 津軽半島は、なぜ飛び地だらけなのか？（「都」、「府」以外は皆「県」なのに、なぜ北海道だけ「道」がつくのか？；摩周湖が、法律上は“大きな水たまり”とはどういうことか？ ほか）
第２章 中部エリア 富士山にある県境線は、なぜ途中で消えてしまっているのか？（富士山にある県境線は、なぜ途中で消えてしまっているのか？；新幹線ができる前からあった、静岡県に「新幹線」という地域がある不思議 ほか）
第３章 関東エリア なぜ伊豆諸島は、もっとも近い静岡県ではなく、東京都に属しているのか？（東京都はかつて「東京府」と呼ばれていた！；なぜ伊豆諸島は、もっとも近い静岡県ではなく、東京都に属しているのか？ ほか）
第４章 近畿エリア 熊野の霊場にある、月が同時に三つも見える場所とはどこ？（地名表記のない大阪の「キタ」と「ミナミ」はどこが境界線？；大阪府堺市の住所表記は、なぜ「丁目」ではなく「丁」になっているのか？ ほか）
第５章 中国四国・九州・沖縄エリア まだ日本にある、女性が足を踏み入れてはいけない禁断の島とは？（戦時中、地図から消された「大久野島」。その深い事情とは？；なぜ、いままで「竹島二万五〇〇〇分の一の地図」を作れなかったのか？ ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
それいゆ
30
新潟県と山形県のあいだに、へその緒のように細長い福島県が７キロも続いている。飯豊山・神社への登山道だそうですが、地図帳を見ると日本全図の中にも、はっきりと細長い福島県が載っていました。福島県民には、不思議でも何でもないんでしょうね。TVの珍百景のネタ本のような地図の話です。2013/03/10
海
2
日本地図関連の話だけでなくて、珍百景的なこともたくさん書いてあって面白い。駅の中に大木が生えてるとか、寺院が運営する鉄道があるよ、とか池袋の池ってそもそもどこにあったの？とか、こう言う謎好きな私にはとても興味深く読めた一冊。2011/08/13
