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扶桑社ロマンス
青銅の騎士〈4〉黄金の扉〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 324p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784594061487
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

タチアナとアレクサンドル。ふたりはよく晴れた六月のレニングラードで出逢った。そして、恋に落ちた。ふたりはいっしょにきらめく黄昏のなかを歩いた。毎日、毎日。ふたりは、厳しく過酷な冬の包囲戦を生き抜いた。お互いがお互いを心の支えとして。ふたりは、愛を確かめあった。ラザレヴォの緑の木陰で。きらめくカマ川のほとりで。そしていま、最大の試練がふたりを襲う。命をかけて立ち向かう彼らを待ち受ける運命とは!?胸をえぐる感動があなたを直撃する。大長編戦時ロマンス、ついに最終巻。

著者等紹介

シモンズ,ポリーナ[シモンズ,ポリーナ][Simons,Paullina]
1963年生まれ。10歳までレニングラード(現在のサンクトペテルブルク)で過ごす。その後、家族で移民としてアメリカに移住。処女作『Tully』以降、ロマンティック・サスペンス、ミステリー、ヒストリカル・ロマンスの分野で次々と話題作を世に問う。現在、夫と4人の子供とともにニューヨーク近郊に在住

富永和子[トミナガカズコ]
東京生まれ。獨協大学外国語学部英語学科卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まみ子

9
激動の時代、衝撃的な自己犠牲の愛。こんなにも狂おしい愛は見たことがありません。彼が必要とするならば、自分の血も肉も差し出すヒロインの想いが圧巻でした。そして、最終巻という書き方は語弊があるように思う展開。こんな展開で続刊が訳される見込みもなく、お預け状態。ロマンス小説と思って読んだら後悔します。これを最終巻とした出版社を恨みたい一方、こんなにも心揺さぶられる物語に出会えたことは感謝です。2017/03/18

rikako

5
恋愛小説というより醜い戦争の話。食べるものもなく、寒さの厳しいソビエトの悲惨さは想像を絶する。このような時代だったからこそ、二人の間には数えきれなきほどの障害があり、だからこそ、より一層惹かれあったのかもしれない。お互いのお互いに対する無償の愛は素晴らしいけど、時代背景ありきの物語に感じる。2013/03/10

りあ

4
この本はただのロマンス小説ではない。まだ、続編があるというが、邦訳が待ち遠しい。第二次世界大戦中のソビエトの様子がよく分かって、良かった。そして、その時代にソビエトで暮らす人々の様子があまりにも辛かった。ソビエトからロシアに変わったからこそ、世界中の言葉で訳され愛されている本だけど、ソビエト時代には絶対出版できなかった本だと思った。2012/06/03

みータン

4
圧巻の最終話。全てが凝縮され物語に生かされます。アレクサンドルに守られる一方だったタチアナでしたが、この巻ではただひたすら命をかけて彼を守ります。また悪役の見事さにはもう…。久しぶりに物語の世界に浸りました。心震えるロマンス、それ以上に史実を伝える小説としても良質です。ただ読み終わり直後があまりに動揺するワ。複雑気分だけど、やっぱり続き読みたいと思う…。2011/10/17

zawa

3
最期まで一気に読んで、放心状態。。。二人の愛の深さに圧倒される。ロマンス小説に分類されるのはもったいない。早く続編を読みたいです。2011/01/11

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