内容説明
スーパーやレストランに行き勘定を払うとき金額が合っているかレシートをチェックします。しかし、病院の領収書をチェックする人はあまりいないでしょう。病院では言われるままに支払うことを当たり前だと思ってしまっているからです。しかし、個室でも差額ベッド代を支払わなくていいケースがあることを知っている人は少ないでしょう。治療費は例にすぎません。病気のことを病院や医師にまかせっきりにすると、思わぬ不利益をこうむることがあります。本書は誰もが患者となったときに思い当たる、病院にまつわる97の疑問を集めました。ぜひ医師にかかる前に読んでおいてください。病院の正しい使い方がわかってきます。
目次
医療費 なぜ、その金額なのか?言われるがままの料金の盲点―もしがんになったら、いったいいくら払わなくてはいけないのか?
患者 受け身だからこそ、医者に問うことの重要性―医師から「薬を3日分出します」と言われた。「もっとください」と頼むことは可能か?
病院 どこを選ぶかで生死を左右する場所―よい病院か、そうでない病院かはどこで見分けるのか?
医師と看護師 患者にとっては、まさに“命綱”―肩書きどおり、「教授」医師は「准教授」医師より信頼できるのか?
著者等紹介
木村憲洋[キムラノリヒロ]
高崎健康福祉大学健康福祉学部医療情報学科・専任講師/日本医科大学医療管理学教室・非常勤講師など/ITヘルスケア学会・理事/診療情報管理士会・評議員。1971年生まれ。武蔵工業大学工学部機械工学科卒業。国立医療・病院管理研究所病院管理専攻科・研究科修了。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科博士課程・満期退学/神尾記念病院(東京都)などを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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