内容説明
裏社会のネットワークを使って、たくみな計画で“始末”を進めていくジャック。だが、成功しかけたかに見えた2つの事件は思わぬ展開を見せ、ジャックは苦い戦いを強いられる。困難な状況をさらなる知謀で決着させようとするジャックを待ち受けていたものは、世界の命運を賭けた巨大な企みだった!恐怖のカウントダウンが進むなか、ジャックの新たな世界が拡がる…モダンホラー界最大級の「アドヴァーサリ・サイクル」とリンクし、ますますヒートアップする、始末屋ジャックの冒険、最新刊。
著者等紹介
ウィルソン,F.ポール[ウィルソン,F.ポール][Wilson,F.Paul]
1946年ニュージャージー生まれ。医師として働くかたわら小説を発表。81年に発表した『ザ・キープ』で一躍人気作家となる。ホラーをはじめ、SF、医学サスペンスなどの分野で、精力的な創作活動を続けている
大瀧啓裕[オオタキケイスケ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Dai(ダイ)
21
今回はカルト宗教に異界を絡めた巨悪が立ちはだかり、ジャックが、どう立ち向かうかが読み所。追い詰められたところから怒り爆発の反撃にこうご期待。 それにしても邦訳で完結まで刊行されるのか、とても不安。2017/07/15
そら
7
下巻の随所に『リボーン』や『ザ・キープ』のことが描かれ、ついにグラーケンの名前まで登場。【アドヴァーサリー・サイクル】への繋がりが明らかになり、ジャックとの関係性もハッキリとしてきた。この巻は始末屋的な話が強く、久しぶりの始末屋ジャックが楽しめた。2018/10/01
眠る山猫屋
6
幾つもの交差がジャックを闇に誘う。ラザロムの影は濃厚に漂うものの、まだまだ手先が現れたくらい。ナイトワールドの狂騒と出鱈目な絶望感はこれからやって来る。って翻訳は進むのかな?2010/09/30
よしだ まさし
2
F・ポール・ウィルスン『始末屋ジャック 凶悪の交錯(下)』扶桑社ミステリーを読了。 今回は、カルト教団に取りこまれて連絡がとれなくなった息子と連絡をとりたいという母親からの依頼と、弱みを握られて脅迫されている修道女からの依頼を受けたジャックだが、危険などないはずのその2つの依頼が予想だにしなかった事態に発展していってしまう。 そう、やはりこの事件も、この世界を狙う異界の力とかかわることになってしまうのだ。どうあがこうと、ジャックはその戦いに巻き込まれる運命なのである。もはや、偶然などない運命に巻き込2013/02/01
Kotaro Nagai
1
ラサロムの名が語られ、いよいよナイトワールドが近づいてくる。2009/11/05
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