内容説明
いかなるトラブルも解決する“始末屋”。それが闇のヒーロー、ジャックだ。今回、彼に持ちこまれたのは2つの事件。ひとつは、新興宗教に入信して音信不通になった息子を探してほしいという老母からの依頼。もうひとつは、弱みを握られて大金をゆすられている修道女からの、脅迫をやめさせてほしいという依頼だ…近代的な宗教団の隠された実情を探り、巧妙に内部へ入りこんでいくジャック。いっぽう、因縁深い卑劣な脅迫者に対して、ジャックは最先端の技術を駆使して戦いを挑んでゆくが―。
著者等紹介
ウィルソン,F.ポール[ウィルソン,F.ポール][F.Paul,Wilson]
1946年ニュージャージー生まれ。医師として働くかたわら小説を発表。81年に発表した『ザ・キープ』で一躍人気作家となる。ホラーをはじめ、SF、医学サスペンスなどの分野で、精力的な創作活動を続けている
大瀧啓裕[オオタキケイスケ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Dai(ダイ)
20
上巻の最後についに異界への繋がりが見え始めた。2017/07/08
そら
6
謎のカルト集団がどう異界と関わっているのか。下巻が気になります。2018/09/27
眠る山猫屋
4
アドヴァーサリーサークルの一編。ジャックが始末屋たる活躍を見せつつも、守りたいものを抱えたまま、行動に枷をつけられている様にヤキモキ。2010/09/30
よしだ まさし
2
F・ポール・ウィルスン『始末屋ジャック 凶悪の交錯(上)』扶桑社ミステリーを読了。 ううっ、やっぱりすっげえ面白い。速攻で下巻に突入だ!2013/01/30
schazzie
2
面白いんだけれども、始末屋ジャックってホラーだったよねと思いながら最後の数ページになるまで疑問を持ち続けて…。カルト宗教の用語であるホカノが、ホカノ→他の→異なる→異界…というダジャレのような展開に苦笑。2011/06/01