内容説明
フィービー襲撃事件は一応の解決をみるが、彼女の周囲ではその後も奇怪なできごとが立て続けに起こる。やがて身近な存在に敵の脅威が迫るに至り、愛する家族を守るためフィービーは敢然と立ち向かうことを決意する。次第に疲弊してゆくフィービーを献身的に支えるダンカン。そして訪れる対決のとき。時刻は正午―。ふたりの愛は明日をつかみとることができるのか。家族の愛、男女間の愛、過去の妄執、未来への希望。ロマンスの女王が圧倒的筆力で描きだす傑作ロマンティック・サスペンス。
著者等紹介
ロバーツ,ノーラ[ロバーツ,ノーラ][Roberts,Nora]
1981年『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビューするや、一躍ベストセラー作家となる。86年にアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入り。2007年には“タイム誌が選ぶアーティスト&エンターテイナー100人”の第7位に選ばれている
長島水際[ナガシマミギワ]
東京都出身。上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ばんび
8
おもしろかった。 どっちも愛だなぁと。2020/09/12
たまきら
7
綿密な調査、解き明かされる謎…こういう面白さはやっぱロバーツうまいなあ。ハリウッドの警察もの映画を見た気持ちになれる読後でした。しかし、ディズニーランドに休暇に行きたい大富豪って、かわいすぎ。私でもプロポーズするな。2014/12/08
romance_holic
3
ノーラの中にはいったい何人の人格が憑依しているのでしょうか。(笑)作品ごとに様々な職業の人物が現れますが、それぞれに長所短所がある人間らしい人物。またその職業や環境に育まれた信念というか人間の核のような部分が真に迫っています。 今回のヒロインは交渉人。人の生き死にを左右するような重圧がかかる仕事についているってどんな大変なことだろう、また周囲の家族は、と考えさせられました。 ロマンス、サスペンスのバランスや社会問題なども織り交ぜられ、内容の過不足ない良作。イヴ&ロークよりは雰囲気が明るめの印象でした。2009/09/27
MOMO
3
責任転嫁もはなはだしいけど、ある意味、とっても切ない思いの残る犯人だったわ・・・だからと言って、彼のしたことは許せることじゃぁないけどさ・・・重苦しい犯罪が続く中、救いだったのが、ダンカン君のおおらかさと、カーリーちゃんの愛らしさ・・・。でもって、最後の最後まで、ミークスは親子共々最低だったわ・・・2010/01/16
oneoeight
3
後半はさらにシリアス度アップ!∑(゚ロ゚屮)屮 ヒーローの仕事がなんたら言ってる場合じゃないっす!この緊迫感はすごい!ドキドキしたー(゚ω゚)(。_。)ウン 先が知りたくてイッキ読みでした。事件が進展するほどに深まる二人の絆も○ ヒーローは男としての器がデカイね。最後ヒロインのかっこよさにもシビレた~。サスペンス堪能度☆5、また読みたい度50% 9月・3位2009/09/30
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