内容説明
「対北朝鮮外交」「石油問題」「領土問題」…。昭和四十年代の時事論文から見えてきたのは、何も変化することができない日本の姿だった。
目次
“悪玉”論に頼る急進主義(猪木正道)
見逃せぬ新聞の功罪(会田雄次)
また暗い予言者の時代(田中美知太郎)
“イライラ終末感”なくせ(村松剛)
荒廃の学内に自由への志向(武藤光朗)
均衡とれた中国報道を(村松剛)
こわい日本人の劣等意識(会田雄次)
思考力の欠けた“革命”青年(村松剛)
ゆがんだ論理操作を憂う(西義之)
金大中氏事件でシコリ残すな(小谷秀二郎)〔ほか〕
著者等紹介
石川水穂[イシカワミズホ]
昭和22(1947)年、三重県生まれ。東京大学法学部を卒業後、産経新聞社に入社。前橋支局、社会部、特集部などを経て平成3(1991)年から社会部編集委員。平成9(1997)年から論説委員。主として教育問題に携わり、歴史教科書問題や慰安婦問題、大学改革などのテーマに取り組む
湯浅博[ユアサヒロシ]
昭和23(1948)年、東京生まれ。中央大学法学部卒、プリンストン大学Mid Career Fellow。産経新聞社に入社後、ワシントン特派員、外信部次長、ワシントン支局長、シンガポール支局長、平成19(2007)年7月から東京特派員・論説委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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