内容説明
カンザス育ちのディアンナはテレビ・ジャーナリストを目指し、シカゴCBCに入社。心優しい努力家の彼女は、ニュース・リポーターとして活躍、着実に出世の階段を昇りはじめていた。一方、アンジェラはトークショーの女王として長年この業界に君臨している大先輩。その彼女をディアンナは仕事を教えてくれた恩師として尊敬していたが、アンジェラの横暴な言動のため二人の間には亀裂が生じ、ついに敵対することになってしまう。そんな折、CBC報道記者のフィンが彼女の前に現れた…。
著者等紹介
ロバーツ,ノーラ[ロバーツ,ノーラ][Roberts,Nora]
1981年『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビューするや、一躍ベストセラー作家となる。86年にアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入り。2007年には“タイム誌が選ぶアーティスト&エンターテイナー100人”の第7位に選ばれている
加藤しをり[カトウシオリ]
翻訳家。奈良県出身。旧大阪外国語大学フランス語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
23
親がジャーナリストなので、メディアに潜む色々な汚い側面は結構見て育ちました。アメリカとはいえ90年代からキャスターでしかない20代女性がここまでディレクションをできるものだったのかなあ、なんて冷めた目で読んでしまいましたが、彼女が真摯な姿勢で成り上がっていく様を見るのは楽しかった。とはいえ、ありとあらゆる手口でのし上がる女子も魅力的に描かれています。ストーカーは彼しかいないでしょ、と思いつつ後半へ。2018/08/02
eko
21
いきなり殺人事件からスタートで引き込まれ話は少し過去へ。ヒロインのディアンナはニュースリポーター。明るくて努力家でいつか自分のトーク番組をという野心あり。トークショーの女王アンジェラは悪魔のような女であの手この手でディーを陥れようとするも見せかけの師弟関係をディアンナに見抜かれ逆ギレ。お気に入りの報道記者フィンがディーにお熱なのも気に入らず。脳内でセリーヌディオンの調べが止まらないのは映画アンカーウーマンのせいかな。米TV報道&ニュース界の裏側を描く映画、ラブコメ社会派問わずよく観てました。下巻へ! 2018/05/05
Chilu
5
華やか✨ 色んな職業を描くのがとても巧み。 犯人は気持ち悪すぎるし、主人公は善人過ぎる。 個人的にはアンジェラがけっこう好き。分かりやすく悪役!2018/12/01
カサブランカ
1
3.52016/08/30
komarin
0
再販前に読了