内容説明
スコットランドの貴族、ジャック・キンケイドは、酒とギャンブルと女にまみれた放蕩三昧の暮らしを送っていた。ロンドンに向かって馬を飛ばしていたとき、突然の雷雨に遭って落馬し、意識を失ったまま教会まで連れていかれ、朦朧としている間に無理やり結婚されられてしまう。かつて恋人だったマクリーン家の令嬢フィオナのしわざだった。愕然とするジャックに告げられた、結婚の真相とは…。嵐を呼ぶ特殊な力をもつマクリーン一族の恋愛模様を描く、ベストセラー作家の新シリーズ第一弾。
著者等紹介
ホーキンス,カレン[ホーキンス,カレン][Hawkins,Karen]
テネシー州出身。1998年のデビュー以来、すでに15冊の長編と2編の中編を発表。ユーモアあふれる軽やかな筆致を特徴とするヒストリカル・ロマンスの書き手として、本国では大きな人気を集め、各紙ベストセラーリストの常連となっている。現在、フロリダ州在住
伊勢由比子[イセユイコ]
東京女子大学文理学部卒業。出版社の編集長として数多くの翻訳物に携わる。翻訳講座の講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツキ
10
マクリーン家の呪い1作目。魔女にかけられた呪いによって感情が高ぶると嵐を引き起こす一族を描いたパラノーマル・ヒストリカル。マクリーン家ヒロインは弟を仇敵一族に殺されて復讐しようとする兄弟を止めるため、気絶中の相手一族の放蕩者ヒーローと強引に結婚する…。駆け落ちの約束をしたものの土壇場で愛人の存在を知ったヒロインが断った過去があるという二人のロマンス。気骨のあるヒロインがヒーローを振り回して更生させるラブコメな話で面白かった。シスコンのヒロイン兄たちが魅力的でヒーローが霞みそうに…。弟の死の真相は次巻へ。2020/05/17
すっちゃん
9
⭐️⭐️⭐️ 設定は面白いのに、詰め込みすぎて、どれもこれも中途半端感が拭えない。結局、悪役のその後や、両家のゴタゴタの顛末もよく分からず。とりあえず、メイン二人と兄達の掛け合いの会話を楽しみながら読めば、それはそれで楽しく読了。兄の話は読みたい。2018/01/25
まみ子
5
読み進めるまでずっと題名を「さらわれた花嫁」だと思ってました。さらわれるのはまさかのヒーローで、嵐を呼ぶヒロインという面白設定で楽しめましたが、なんだか色々な事が中途半端に終わってしまったのが残念です。次作に期待といったところでしょうか。2016/08/11
をり
4
テンポよく話が進みサクサク読めた。ろくでなしヒーローが最初からヒロインに振り回されっぱなしで、しまいには懐柔されてしまう姿は笑える。2014/10/16
hana
4
なんか終わり方が中途半端。あれだけカラム事件がそれぞれに影響をあたえているんだから、もっとがっつりやっちゃってほしかった。2011/09/09
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