内容説明
哀しみに沈んではいられなかった。同じ境遇となった、いとこのネヴィルの助力を得て、エドワードはついに立ちあがる―奪われたデラヴェネル家の資産と名誉を取りもどすのだ!だが、それは非情な戦いのはじまりだった。みずからの命を賭け、なによりたいせつな愛すらも犠牲にして、美しき青年エドワードは、過酷な道を進んでいく。その先に待ち受ける、想像を絶するドラマとは…全世界待望!四半世紀を超える構想期間を経て、ベストセラー作家BTBが贈る、華麗なる愛と復讐のサーガ。
著者等紹介
ブラッドフォード,バーバラ・T.[ブラッドフォード,バーバラT.][Bradford,Barbara Taylor]
1933年、イギリス、ヨークシャー生まれ。雑誌編集者やコラムニストとして活躍した後、1979年に『女資産家』(扶桑社ロマンス)を発表し、一躍世界的なベストセラー作家となる
岡真知子[オカマチコ]
神戸大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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黒崎ディートリッヒ
5
自分と同じ境遇になってしまった義兄弟、ネヴィル。だが彼の事ばかり悲しんでは、エドワードにはいられなかった。デラウェア家の名誉を取り戻すため、すべてを犠牲にした彼の復讐劇がついに、はじまりを告げる。 ヒストリカル・ロマンス。ヴィクトリア朝時代が終った後の20世紀イギリスを舞台にした『運命の貴公子』の続編。やっぱり本作はロマンスじゃないですね、恋愛要素のあるヒストリカルだと思います。しかもモチーフはシェイクスピアの『リチャード3世』で有名な薔薇戦争って。 時代の移り変わりとエドワードの成長が、壮大だった。2014/11/11
遊未
4
主人公の末弟リチャードは主人公と仲良し、次弟は陰湿なまま話は進み、キングメーカー、リチャード・ネヴィルはあっけなく交通事故死。第一次世界大戦突入して終了後も主人公は未だ33歳で終わりました。実際のばら戦争の方が複雑ですが、この本の持ち主曰く、ばら戦争知らないと読むのが苦労とのことでした。 主人公はもてまくりで女性遍歴すごいので、ラブロマンス?でした。2023/12/02
海野藻屑
1
エドワードは子供っぽいところがあって機能不全家族の中にいたことが長年の傷となって飢えるように復讐をしているように見えた。2017/07/02
サム
0
ため息・・・自業自得だなぁ。2011/07/12