内容説明
我々が日本文学史上最高の作品を読めなかった理由。ここにはそれが明確に提示されている。カリスマ家庭教師と市井の研究家のコンビゆえに、「しがらみ」抜きに展開する画期的な『源氏物語』論。
目次
第1章 『源氏物語』の読み方・楽しみ方(現代語訳が面白くない理由;『源氏物語』原典の面白さ;“古文は難しい”は間違い;原文を楽しんで読む方法)
第2章 『源氏物語』を原文で読んでみよう(“源氏”の意味について;物語のあらすじ;主な登場人物;面白いところ その1―柏木と女三の宮;面白いところ その2―夕霧と女二の宮)
第3章 『源氏物語』を読むための豆知識(官職について;大学について;諸芸について;宗教について;性風俗について)
第4章 『源氏物語』についての色々(突然の出現;『源氏物語』の偉大さ;作者判明に関して;出現の謎;一条帝の後宮;道長との関係;紫式部が参考にし得たもの;『易経』と筋立て;夢見について;三大秘密;物語の後)
著者等紹介
富澤進平[トミザワシンペイ]
1937(昭和12)年、新潟県生まれ。東京工業大学化学科中退。東京教育大学英文科中退。塾講師を経て、高校受験の進学塾を経営の傍ら『源氏物語』の研究を続ける。現在は仕事を退き、研究一本で日々を過ごす
松永暢史[マツナガノブフミ]
1957(昭和32)年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒。教育環境設定コンサルタント。受験プロ。音読法、作文法、サイコロ学習法などさまざまな学習法を開発(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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禿童子
Humbaba