内容説明
廃業に追い込まれた大阪船場吉兆の例をはじめ、和牛の偽装が後を絶たない。安い牛肉を「和牛」とダマして大きな利益を稼ぎ、お客を呼び込む、―それほどまでに和牛の地位と価値は高いのに、では、日本人はいったい和牛の何をどのように正しく知っているだろうか?いや、何も知らないからこそダマされるのではないのか。中国食品問題をきっかけに、日本の消費者の目は、良質な“国産”に向かうようになっている。ならば今こそ、日本人の手で安全に育て、安心で美味な味が確立されている和牛についての知識をぜひ身につけておきたい。知ってるようで本当は知らなかった和牛の雑学満載の書。知識なくして旨いものへの道はなし!BSE問題もよくわかる。
目次
第1章 へぇ!知らなかった和牛の一〇の知識
第2章 なぜ、和牛はそんなにおいしいの?
第3章 どうして和牛はそんなに体にいいの?
第4章 和牛の品格
第5章 胃袋が四つある特別
第6章 和牛が安心・安全なわけ
第7章 和牛が歩む数奇な一生
第8章 和牛を知っておいしく食べよう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
志村真幸
1
著者は食品の問題を中心に、企業と消費者を繋ぐ仕事を続けているという。 本書は、和牛についての知識を多数の小項目でまとめたもの。「格も餌も違う和牛とホルスタイン」「和牛のおいしさは香りにある」「脂肪は餌に左右される」「和牛経営は儲かるのか」「牛にはホルモン剤が使われている」「牛肉は冷凍すると不味くなる」といった項目が並んでいる。 とくにBSEをはじめとする健康問題に重点が置かれている。 和牛についてのいろいろな疑問を解決してくれる本だろう。蘊蓄系ではない。また、レシピとか美味しい食べ方とかとは無縁。2018/08/29
森林・米・畑
1
奥が深い和牛道に少し触れる事が出来た。食べるという事以外の視点から牛肉を考えることで、改めておいしく頂けるようになるかも(*^^*)2016/02/17
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- 和書
- 失敗力 - わたしの哲学