内容説明
グローバル化の中で、根なし草のように無国籍化する日本。あなたは自国の歴史と文化のことを、本当に知っていますか?神話時代から現代まで、日本人を貫く民族精神と行動原理を探り、日本の進むべき方向を示唆する意欲作。
目次
第1章 国家復権の時代(押し寄せるグローバル化、ボーダレス化の大波;「国民国家」は壊れやすい ほか)
第2章 「日本文明論」序章(幕末・明治の外国人が見た日本;世界でいちばん清潔な国民 ほか)
第3章 日本人とは何か(日本人の死生観;日本人の自然観 ほか)
第4章 日本文明の中核とは(日本語の驚くべき包容力;日本語は神話時代からほとんど変わっていない ほか)
第5章 日本文明の普遍性と可能性(日本文明の中核は「和」の精神;リサイクル先進国 ほか)
著者等紹介
八木秀次[ヤギヒデツグ]
昭和37(1962)年広島県生まれ。早稲田大学法学部卒業。同大学院政治学研究科博士後期課程中退。専攻は憲法学、思想史。人権、国家、教育、皇室などについて保守主義の立場から幅広い言論活動を展開している。現在、高崎経済大学教授、フジテレビジョン番組審議委員、日本教育再生機構理事長。平成14年、第2回正論新風賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Riopapa
5
日本人の自信のなさが、ここまで日本を発展させた原動力とも言える。自信を持ってもいい国なんだけど、自信を持ちすぎると日本のいいところがなくなってしまう気もする。難しいところ。2018/02/10
ゆうぼう
2
日本の学校で授業に使ってくれたら随分日本も変わると思うんだが。 日本人の根源となる死生観、価値観、それらをベースとした日本の文化。 これらを消化した上で海外へ出向く。 そして、日本人の誇りを胸に活躍する人たちが増えていく。 そんなこれからの日本であってほしい。 日本国民よ。 君たちは素晴らしい国土に育まれた 心優しい民族なのですよ。 その優しさをすべての人に。2013/02/23
日和見菌
1
頷くというよりはそうなんだと感心することが多かったです。日本が誇らしい国であると思った私は影響されやすいのかもしれません(笑)とりあえず、天皇陛下が好き。2010/02/12
mino1129
1
日本が「一国一文明」である、と多くの学者が認めるところで、日本人はこの文明を誇るべきだ、という本。全てを鵜呑みにする気は持てなかったが、先祖や未来の視点が日本人の公共道徳を高めたという説など、ハッとさせられる事も多かった!!気をつけて読もう。2010/01/31