内容説明
反日教育で歴史をもてあそび、領土拡張で歴史に逆らう中国。陰りを見せる経済成長、そして政治リスクの急速な増大…。碩学二人が中国問題の本質をえぐり、中国崩壊の行方を解き明かす。
目次
第1章 版図を広げ過ぎた中国―北京五輪と四川大地震が浮き彫りにしたもの
第2章 国家主導のナショナリズム運動の帰結―行き過ぎた江沢民の「愛国無罪」
第3章 過熱経済を抑えられない理由
第4章 中国のコンプレックスの深層―義和団シンドロームとは
第5章 歴史の復讐される中国
第6章 東アジア共同体という幻想
第7章 アジアで真の友人をつくる方法―集団的自衛権の行使しかない
第8章 台湾統合を目論む中国―その代償とは
第9章 新・海洋国家論―日本の生きるべき道
著者等紹介
岡崎久彦[オカザキヒサヒコ]
昭和5(1930)年大連生まれ。東京大学法学部在学中に外交官試験に合格し外務省入省。昭和30年ケンブリッジ大学経済学部学士及び修士課程修了。同59年初代情報調査局長就任。駐サウジアラビア大使、駐タイ大使などを歴任。平成4年退官。現在、岡崎研究所所長。第11回正論大賞受賞
渡辺利夫[ワタナベトシオ]
昭和14(1939)年山梨県甲府市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。同大学院博士課程修了。経済学博士。筑波大学教授、東京工業大学教授を経て現在、拓殖大学学長。外務省国際協力に関する有識者会議議長。第17期日本学術会議会員。アジア政経学会理事長(元)。山梨総研理事長。JICA国際協力功労賞。外務大臣表彰。主な著書に『成長のアジア・停滞のアジア』(講談社学術文庫、吉野作造賞)、『西太平洋の時代』(文藝春秋、アジア・太平洋賞大賞)、『神経症の時代』(TBSブリタニカ、開高健賞正賞)、『開発経済学』(日本評論社、太平正芳記念賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
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