内容説明
一生で一番ダサい季節、それは中学生。自転車を自分流に改造し、電灯のヒモ相手にシャドーボクシング。有名になったときのためにサインの練習をし、ジュースの自販機のボタンを2つ同時に押す。意味不明のギャグで爆笑し、母親の買ってきた洋服にいちゃもんをつけ、女子からの手紙に右往左往…。誰もが経験していながら、心の奥底に封印していた中学時代のイタ~イ行動を、余すところなく描いた名作4コマシリーズが、ついに復活。’99年文藝春秋漫画賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジョニーウォーカー
3
“人生で一番ダサい時代”中学生時代における作者の体験・思い出を、これでもかという執拗さで描ききった、異色の四コマ漫画。R25世代より上の男子であれば誰もが「あ~わかる!わかる!」と叫んでしまいそうなエピソード、同時にそれは誰もが頭から消し去ってしまいたいイタい記憶が、およそ350頁にわたり蒸し返される。自分にとってこの作品は、リアルで、猛毒で、イカ臭い『ちびまるこちゃん』なのだ。2008/08/23
unknown
1
「人生で一番ダサイ季節、それは中学生。」あまりにも至言。くだらないことにどれだけ血道を上げられるか、それが中坊のアイデンティティじゃなかろうか。身に覚えのある諸々が次から次へと描かれるので、ニヤニヤしてしまうと同時に中坊神経が大暴走していた頃の己の恥ずかしい思い出がフラッシュバックしまくって死にたくなるほど悶絶。辞書で淫語を調べまくるのはもはやイニシエーションの一種ですわね。2011/06/18
菅家
1
笑えて、情けなくて、なんだか泣ける。この沁みる感じは久住昌之の真骨頂!2009/02/28
koishikawa85
0
中学生のころの恥ずかしい日常のエピソードを断片的に集めたもの。賞も受けたようだし、解説で重松清もほめているが、私には面白くない。2010/10/09
utsubo
0
ドラマ観ようと思ったけどすぐ挫折2004/04/25