内容説明
生き返った死骸、呪いの人形、嫉妬する亡妻、絵の中へはいる男、あやかしの男女が織り成す怪奇と恐怖の物語、『捜神記』『広異記』『酉陽雑俎』等々、中国を舞台にした志怪の数々を博覧強記の中国文学者が綴った最高の怪奇譚集が復活。54編の奇想天外な物語。
目次
第1部 幽霊編(金の枕;二つの塚;墓の中での契り ほか)
第2部 神仙編(分身の術;虎になる呪文;山上の酒盛り ほか)
第3部 妖怪編(花嫁人形;呪いの人形;湖の中の古い鏡 ほか)
著者等紹介
駒田信二[コマダシンジ]
1914年~1994年。大阪府生まれ。東京帝国大学で中国文学を専攻。旧制松江高等学校(現・島根大学)、早稲田大学等の教授を歴任。中国文学の翻訳、紹介のかたわら創作も精力的に発表、後進の指導にも熱心で、カルチャー教室の「駒田信二の小説教室」から芥川賞作家の重兼芳子を育てる。また同人雑誌批評が評価され、1979年度の菊池寛賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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