内容説明
夜の湖畔で、サンシャインはヴァンパイア集団に拉致されてしまう。気がつくと、古びた屋敷で、あるヴァンパイアと同じ鎖につながれていた。彼女は、餌として連れてこられたのだ。まさに絶体絶命―だが、相手は予想外の態度を取り、彼女はヴァンパイアとありえない関係におちいっていく。そして、サンシャインが長年封印してきた力を目ざめさせる時がきた。自分の血に流れる、神秘の力を!…斬新な世界観を圧倒的な語り口で描きだし、斯界の絶賛を集めたアーバン・ダーク・ファンタジー。
著者等紹介
マッキンリイ,ロビン[マッキンリイ,ロビン][McKinley,Robin]
オハイオ生まれ。父が軍人だったためたびたび引っ越しをし、日本にも滞在。1978年、作家デビュー。編集者や教師として働くかたわら、ファンタジー小説を発表。『英雄と王冠』(早川書房)でニューベリー賞受賞。『サンシャイン&ヴァンパイア』でミソピーイク賞を受賞。現在は、夫である作家ピーター・ディキンスンとともに英国に在住
藤井喜美枝[フジイキミエ]
筑波大学卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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youyou88
13
ヴァンパイア、獣人、デーモンという「魔」のものが普通に存在している世界。 家族経営のコーヒーハウスでパンを焼いているサンシャインはある夜、湖畔でヴァンパイアに連れ去られてしまう。 そして出会った運命の男。 ヴァンパイアの抗争に巻き込まれる中愛の行方は…。 こういう世界観好き。ただ文体がちょっとまどろっこしい感じが…。 完全続編ありきのラストなので、続きを読まなければ…。2022/08/30
アカツキ
11
物質変換の魔法を思い出したサンシャインとヴァンパイア・コンスタンティンはお互いの命を助け合ったことで一種の絆が芽生える。しかし、サンシャインの能力に目を付けた魔物対策部隊員からヴァンパイアを退治するための協力を求められてしまって…。宿敵のヴァンパイアも部下もサクサク倒してしまうサンシャイン。味気ない決戦だったなぁ。頻繁に菓子パンやマフィンが出てくるので食べたくなった。パン屋さんに行こうかな。2021/03/27
Ribes triste
6
ヴァンパイアのコンスタンティンとの出会いから、実父から受け継ぐ最強の魔法使いの能力を開花させたレイ。ハッピーエンドで良かったけど、この物語の続きは、もう書かれないのでしょうか。2019/02/20
沙月
0
ヒロイン、面倒臭過ぎ。人間25歳にもなっているなら【自分】がどういう人間(人格においての好き嫌いや言動の傾向なんかの把握)なのか、また、どんな人間でありたい(胸を張って生きられる人間、とかそういう意味)のか、とっくに悩んで答えを出していていい歳だろうにのらくら生きてたらしいところとか、こんがらがった毛糸玉のような問題に対して、捨てることは出来ないのにとこうとせず、ただもてあびながら文句言いつつ自己憐憫な戯言を垂れ流している…というのが、実に痛い。同じ頁数なら和製ラノベでもっと面白く作れるだろうに、残念。2011/02/22
timapon
0
上巻の方が勢いがあったなぁ。下巻は悪い人を倒して終わりというか、いかにも続きそうな感じ2010/05/23
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