扶桑社ミステリー
深夜の逃亡者

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  • サイズ 文庫判/ページ数 235p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784594054830
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

youyou88

10
元ピアニストのヴィンスは深夜精神病棟を抜け出した。 自分の恋人ルースを奪った男を殺し、ルースを取り戻すために。 そして深夜、マンションの一室に関係者がそろった時、 ヴィンスの願いは叶うのか。。。。 1953年刊行らしい。 今でならストーカーという犯罪者が認知されているけど、まだそんなのなかっただろう頃にこの小説を書く作者の先見の明に驚く。 https://ameblo.jp/harayou1223/entry-11261664621.html2022/06/24

つるら@turulaJB

4
夜中の数時間の逃亡劇。登場人物の視点の切り替えによって徐々に全体像が見えて来る。ラストはどうなるか気になったが、妥当なところか・・・  マシスン長編は初めて読んだかも。2018/11/21

マーブル

4
サイコな主人公の深夜の行動を追った本作。異常な主人公の心の動きの描写が、共感できる訳でもないのに、読み手の気持ちを掴んで放さない。少ない登場人物の書き分け、そして場面転換。わずかな凝縮した時間で結末を迎えるストーリーが良く出来た映像を観ているかのよう。きわどい表現になりそうなテーマなはずだが、ギリギリ行きすぎないところもいい。扱っているものは現代的なようだが、実は1953年作の長編第二作と言うのも驚きだ。場面が少ないせいもあって、時代を感じさせるのは携帯電話がないことぐらい。まったく古さなど感じさせない。2017/04/29

やまだん

3
マシスンが1953年に書いた,ストーカー犯罪を描いたサスペンス作品。1953年の段階では,かなり先駆的な内容だったのかもしれないが,現在の視点から見ると,それほどでもない。ルースという元恋人を救い出すために,ルースの現在の夫と,かつての自分の仕事のパートナー等を殺害するという行為を,主人公であるヴィンスの視点から描いている。プロットに深みはなく,サプライズ感は薄い。文章が読みにくい上に,中盤にややだれる…とそれほど褒められた作品ではない。サスペンス感はあるので,もっとコンパクトなら評価できたかも(30点)2017/11/17

7kichi

3
これは失敗作だろう、マシスンは当たりハズレが大きいから仕方ない。2015/07/03

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