内容説明
何気なく選んでいるお弁当や肉まん。なぜ、その商品を選んだのですか?気温が上昇する時期に売れる『昇温商品』気温が下がっていく時期に売れる『降温商品』気象と消費行動の関係は?消費行動に潜む気象と身体の関係をさまざまな事例を通して紹介。
目次
第1章 「8月のおでん」「2月の冷やし中華」の謎
第2章 昇温期と降温期で購買行動はこんなにちがう
第3章 「慣れ」と「飽き」が勝負の分かれ目
第4章 七覚をもって「おいしさ」を極める
第5章 熱中症に気をつけろ!
第6章 雨を味方にする方法教えます
著者等紹介
石川勝敏[イシカワカツトシ]
(株)ライフビジネスウェザー代表取締役社長。1941年和歌山県生まれ。関西大学卒業。流通大手企業、キャビンを経て、91年ウェザーニュースに入社。98年ケアー・ネットワーク(現ライフビジネスウェザー)を設立。代表取締役に就任。日本生気象学会会員。バイオクリマ研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
23
なんかもうすこしあれかと思ったが、なんというか思ったより実用的すぎていまいちだった。もうちょっととんでもないこと書いてるのかと思ったんだけどな。2012/09/01
カッパ
9
題名にひかれかりた。生気象学というのを初めて知った。2018/11/15
pandakopanda
6
図書館本。もうこの時期にコンビニにおでんが売っていて、気になって手に取りました。その秘密は、生活気象マーチャンダイジング=LMDにある。昇温期と降温期によって、身体が欲するもの、身体の状態が変わってくるので、それを見極めて商品を扱っていくことと述べている。他に「慣れ」や「飽き」についても説明している。これを読んでから、コンビニの商品陳列を見たら面白そう。2015/08/07
Kentaro
3
最近コンビニでは夏の暑い時期にもおでんを売り始めたが、どうしてこんなことになったのか、それはLWD(Life Weather Merchandising)というれっきとしたマーケティング手法に則って、行われている。今の時代、LAWSONなどは人工知能というか高度統計処理を用いた需要予測により、発注の半自動化など進めていますが、きっとこういったLWDのロジックも反映されているんだろうなと感じた一冊でした。2017/01/26
かげ
0
生気象学(気象が人の生態や購買意欲にどう影響を与えるのか)について書かれた本。気温や季節の変化が、顧客の体や精神にどう影響を与えるから、こんな商品や売り方なら売れる、と具体的に提案してくれる。大まかなことをてっとり速く知りたいならおすすめ。メカニズムや根拠はそこまで細かく書かれていないので、それは個別に勉強したほうがよさそう。小売・飲食・販売店すべての人におすすめ。2016/04/15