内容説明
信長の天下統一を陰で支えた正室、濃姫。その謎に包まれた生涯を、闘病作家富田源太郎が再び証す…『光秀の誤算』に次ぐ歴史感動小説第二弾。
著者等紹介
富田源太郎[トミタゲンタロウ]
昭和15年、名古屋市生まれ。愛知県立松蔭高等学校、市立高崎経済大学卒業。二十年間勤務した会社を慢性腎炎のために退職。その後、約十年間、治療を受けながら小・中学生のための塾を開設し、指導に当たる。平成6年3月、人工透析による治療が始まり、それとともに塾を閉じて「本能寺の変」の謎への挑戦を開始する。十年余に亘る挑戦の成果として平成17年に処女作『光秀の誤算―その時、歴史は動くハズだった』を上梓した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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igaiga
21
織田信長の正妻のお話。歴史に疎い私は今回もやっぱり初めましての人でしたが、外で戦っているからこそ奥ではのんびりひざまくらっていう夫婦の形は羨ましく思います。2017/11/07
月華
5
図書館 終始おだやかな信長、という印象でした。15で嫁ぎ、信長と過ごした、35年。享年78。変わりゆく時代をどんな思いで見ていたんだろうと思いました。個人的には、身近な地名が多々出て来て信長とこの地域の繋がりを感じました。2017/02/22
なつき
5
濃姫好きには堪らない一冊。合戦や世の動きは年表ぽく説明するにとどめ、その合間の濃姫と信長の穏やかな日常を描いた作品。才気ばしって勝気な濃姫ではないし、根っから天然でもない、本当に信長との相性が良い感じの濃姫です。時々見せるヤキモチが可愛い。城を移る度に「お濃、お濃、引越しじゃ」と馬に乗せる信長も良い。2013/03/26