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扶桑社ミステリー
タイタニック号の殺人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 434p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784594053581
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

1912年4月10日。出航したタイタニック号の船上には、多くの著名人にまじって推理作家フットレルとその妻の姿もあった。華やかに繰り広げられる社交の影で暗躍する謎の男。やがて勃発する殺人事件。汽船会社社長と船長の要請を受けて、フットレルは航海中に事件を解決すべく、調査に乗り出すが…。フットレルの娘が語る、歴史のはざまに秘められた驚くべき事件の真相とは?「運命の日」前夜の船上を舞台に、登場人物全員が実在の乗員乗客という離れ業に挑む、巨匠の野心作。

著者等紹介

コリンズ,マックス・アラン[コリンズ,マックスアラン][Collins,Max Allan]
1948年アイオワ生まれ。ミステリー、サスペンスの分野で数十冊の著書がある。私立探偵ネイト・ヘラーを主人公とする『シカゴ探偵物語』(扶桑社文庫)と『リンドバーグ・デッドライン』(文春文庫)でアメリカ私立探偵作家クラブ最優秀長編賞(シェイマス賞)を受賞。その一方で『ディック・トレイシー』などの漫画原作を長年にわたって務めたほか、インディペンデントの映画制作者としても活動している。映画のノベライズにも手腕を発揮し、『ザ・シークレット・サービス』『プライベート・ライアン』などをベストセラーへと押し上げた。妻は作家のバーバラ・コリンズ

羽地和世[ハネジカズヨ]
立教大学文学部史学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

46
5年前に「読んでる本」登録。今回晴れて読了できました。有名なタイタニック号沈没事件を背景に、探偵役は「思考機械」シリーズの作家、あのジャック・フットレル。驚くべきは実在の人物だけを登場させたということ。ミステリの謎より、どうやってそんなストーリーを書くことが可能だったのか。膨大な参考文献が必要だったでしょう。1912年という設定そのまま、ゆったりとした豪華客船の雰囲気を再現しているのが心にくい点。フットレルの肖像を脳裏に再現しながらドラマを追いました。海難事故から生還したフットレルの奥さんの活躍が印象的。2023/02/23

本木英朗

15
というわけで『タイタニック号の殺人』は、昔買って読んだけど今回もう一度買って読んだ。というか全く覚えてなかったので、面白かったなあと今更だがしみじみ噛みしめたりもしている。舞台は1912年4月10日、出向したタイタニック号の船上には、多くの著名人にまじって推理作家のフットレルとその妻の姿もあった……という感じで始まるのだけど、いいね、いいね、うん。アメリカの作家がイギリス発の船に乗っていくところとか、最高にいいよ。またいつか読みたいなあ。2019/06/15

本木英朗

12
アメリカのミステリ作家のひとりである、マックス・アラン・コリンズの長編のひとつである。俺は今までに2回読んでいて、今回で3回目だ。1912年4月10日、出航したタイタニック号の船上には、多くの著名人にまじって推理作家フットレルとその妻の姿もあった。華やかに繰り広げられる社交の影で暗躍する謎の男。やがて勃発する殺人事件――という話である。3回目であるが、さっぱり忘れていたので、本当に凄かった!の一言である。(→)2025/07/11

本木英朗

12
1912年4月、処女航海に向けて英国を出航した世界最大の豪華客船、タイタニック号。その船上には国際的な著名人が多数乗り合わせ、一等船室のあるフロアはさながら一大サロンの様相を呈していた。その中には、「思考機械」シリーズの作者として高名な作家、ジャック・フットレル夫妻の姿もあった。本来であれば彼らは、一等船室の乗客となるほどの身分ではなかった。これは船主でホワイト・スター汽船社長のイズメイの計らいだった。イズメイはフットレルに対し、タイタニック号を舞台にしたミステリを書いてくれないかと請う。(→)

熊猫

4
思考機械ヴァン・ドゥーゼン教授の作者であるジャック・フットレルが探偵役となれば読まずにいらりょうか。 ジャックとメイのフットレル夫妻のラブラブぶりといかにも作家夫婦な感じは微笑ましい。 が。 ミステリ部分はお粗末。 いろいろ腑に落ちないところがあるし、犯人をあぶり出す手法もなんだかな。 だいたい推理らしい推理してないし。 まあ、ミステリじゃなくてジャック・フットレルを読みたかったからいいんだけど。 それにしてもタイタニックとともに沈んだジャック・フットレルと思考機械の幾つかの短編がもったいなさすぎる…。 2014/07/07

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