扶桑社ミステリー
ハスラー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 323p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784594053222
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ポール・ニューマン主演映画の原作が、半世紀近い時を経て、ついに登場。エディは、若きハスラー―賭けビリヤードのプロだ。街から街へ流れ歩き、ついにプールゲームの聖地、シカゴへとやって来た。血気にはやるエディは、最強と謳われる男、ミネソタ・ファッツに戦いを挑む。だがファッツは、底知れぬ実力を発揮する…若者の挑戦と挫折、孤独と彷徨、そして復活。ゲームの息詰まる攻防をとおして、苦い人生のドラマを織りあげる、ウォルター・テヴィスの傑作。

著者等紹介

テヴィス,ウォルター[テヴィス,ウォルター][Tevis,Walter]
1928年生。1959年、『ハスラー』で長編デビュー。短期間の作家活動ののち、大学教授となり、作家活動を中断。78年、長年のアルコール依存症を断ち、創作活動に復帰。84年、6冊の長編と1冊の短編集を遺し、肺ガンで死去

真崎義博[マサキヨシヒロ]
1947年生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

UK

28
なんだか映画観たぞ、と思って読み始めたらどうも記憶と違う。そうか、見たヤツは「ハスラー2」だったのか。あれは面白かったぜ。こちらの原作もなかなか捨て難いが、うーん、でもポールニューマン&トムクルーズの魅力には負けるか。「ハスラー」も見てみよう、いつかそのうち。2017/04/21

けいちゃっぷ

13
ビリヤードでは誰にも負けないと天狗になっていた若者が初めての挫折と屈辱を味わうが、もっと酷い目に遭いながらも立ち直り敗れた相手に再挑戦する・・・。 メインは単純ながら物語は一種独特な雰囲気があって、読んでてめまいがしそうだった。 やくざな稼業から抜け出すこともできず、女に一時の休息を得ても本物の「愛」は得られないし得ようともしないんだね。 しかし、この頃は作者もアル中だったのかやたらと酒を飲むシーンが多いこと。 323ページ 2016/01/11

れこやん

8
地球に落ちて来た男 がここ1年読んだ本の中でも印象的な素晴らしい話なのでその作者の本をということで読んでみました。映画は観たはずですがまったく記憶無し、ビリヤードの事はまったくわからないのですが翻訳文章もわかりやすく楽しい読書でした。挫折した若者が再生していくというど直球な話ですが何故か味わい深い、やくざな勝負の世界の話ですが若い人にも読んで欲しい。これで僕の好きな作家に認定ですがもう2冊ぐらいしか読む本が無いのが残念でならない、酒ばっか飲まずにもっと本を書いて欲しかったなー。2018/03/14

オーウェン

2
多分というか間違いなくポール・ニューマン主演の映画の方が有名な原作。 血気はやる賭けピリヤードのプロのエディ。 街で相手になるプロがおらず、金と刺激を求めプールの聖地シカゴへ。 そこにはプール最強の男ミネソタ・ファッツが待ち構えていた。 この作品はビリヤードを知っている呈で進む。 ナインゲームとかエイトゲームなどの意味を知ってないと理解できない可能性が。 エディのプールに賭ける意気込みが伝わるやり取り。 延々と続くゲームの中で、勝負の先に見えるもの。その瞬間を見せる作品。2019/04/24

ヴェチョ

2
おまえどんだけうまいねん!とビリヤードしたことないけどなんか強そうなのでてきて、勝って、負けて、勝ちまくって、まけかけて、勝。 勝ち続けるには、というところの汗がでるぐらい「せやわ・・・」とはっとさせられたのは本当に読んだ価値あった。 酒飲みたくなるのもいい。 指輪買おうとしてん・・・のくだりの渋さよ 最強になったと思いきや・・・というラストのむわ~っとした感じも、考えればそうやなとなるし適当に拾った本にしては最高だった。映画化も納得2016/08/20

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