内容説明
ケイシーが著名な心理学者コニー・アンガーの追悼式に出たのは、彼が父親だったからだ。しかし婚外子だった彼女を、コニーは生前認めてはくれなかった。ところが式場で近づいてきた弁護士は、コニーが三百万ドルの値打ちがあるタウンハウスをケイシーに遺した、と驚くべき事実を告げる。美しい庭園、忠実なメイド、野性的でハンサムな庭師―快適な屋敷に魅了されたケイシーは、そこでセラピストとしての仕事を始めるが、ある日父親の机から、若い女性に関する謎めいた手記の一部を発見する。
著者等紹介
デリンスキー,バーバラ[デリンスキー,バーバラ][Delinsky,Barbara]
ボストン郊外で生まれ育つ。80年代から女性小説を数多く執筆し、著書の刊行部数は二千万部を超え、25の言語で出版されている
柿沼瑛子[カキヌマエイコ]
早稲田大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まめもち
4
セラピストのケイシーは寝たきりの母を抱え同僚にお金を持ち逃げされる。そんな時、認知されてもなく自分の存在を知らなかったはずの父から豪邸を相続。そこには同い年ぐらいの家政婦とイケメン庭師が。タイトルにもあるように庭の素晴らしさを熱く語られるんだがどんな鍵が隠されてるのか下巻に期待。並行して父の家で見つけた小説のジェニーとピートは実在なのかどうかも気になるところ。2018/04/26
いぼいのしし
1
あまりロマンス小説っぽくないけれど、ちょっと謎解きっぽい要素があり、これはこれでおもしろい。下巻もこの調子ですすんでくれるといいなぁ。2012/10/05
ayahana
1
この手の、恋愛を軸にすえた小説を、なんとよぶのでしょうか。 ロマンス小説? でもハーレクインのようなのは、パターン化したものとは、少し違う気がする。 ミステリーとも言えないのかもしれないけれど、主人公に何かしら過去や秘密があることが多いこと。 女性が主人公であること。 その女性は、ヒーロー的な男性と恋に落ちること。 ここらへんは、お決まりなんですけど。 そんな中でも、この本は、かなり面白く読めました。2011/04/18