内容説明
「あっ!これが死臭なのか…!!」日本初の「遺品整理のプロ」の心に深く刻まれた46の壮絶な現場。少子高齢化、遺産相続争い、恋愛のもつれ、遺族の不仲、人に知られたくない性癖…。そこには、人の営みの光と影のすべてが凝縮されていました。これまでにない新しい視点と独特の語り口で、圧倒的な読後感。
目次
死臭に気づかなかった理由
放火、焼死、そして賠償
死んでからも、なお孤独
知られたくなかった性癖
奇妙な依頼主
住所のない家
ストーカーの執念
消えた実印
行き場のない形見
突然のクレーム電話〔ほか〕
著者等紹介
吉田太一[ヨシダタイチ]
キーパーズ代表取締役。1964年7月18日、大阪市生まれ。大阪市立桜宮高校の体育科の一期生として卒業後、日本料理の職人として大阪、神戸、東京で修業。21歳のときに東京の恵比寿の新店を任される。23歳で大阪に戻り、5年間佐川急便で働いたのち、28歳で軽トラックを購入し運送業を始める。2年後、引っ越しの際に不用品が大量に出ることに着目し、日本初の「ひっこしやさんのリサイクルショップ」を開業、マスコミにもおおいに取り上げられる。1999年、吉田物流株式会社を設立。やがて、独居老人の増加に伴い身内の遺品の整理で困っている人が多いことに着目し、2002年全国初の「遺品整理」専門会社・キーパーズを設立。東京、名古屋、大阪、福岡を中心に事業を展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
101
著者は遺品整理屋。今まで関わってきた仕事の中から46話を抜粋してまとめている。遺品整理や特殊清掃という仕事にについて今までいろいろな本を読んだ。しかしこの本が発行されたのは約20年前。その頃すでに問題になっていた孤独死についても書かれていた。また自殺や殺人などで仕事をした内容もあった。これから2025年問題などでこのような仕事は増加することは間違いない。しかし3Kの仕事だ。必ず必要だがそれに携わってくれる人が増えるのか気になる。4人に1人が65歳以上になる日本。厳しい現実だと感じた。2024/10/22
ぶんこ
53
虫の名前を聞くのも書くのも嫌なので、読むのに苦労しました。つくづくこういった現場に否応ながら仕事として臨場しなくてはならない人々。警察官や医師、そしてこちらのような業者のご苦労に思い至りました。40数件のほとんどが飛ばし読みしないと眠れなくなる内容でした。我が家は子供がいないのと付き合いが浅い人しかいないので、もし私1人が後に残されたらと思うとゾッとしました。ご迷惑をかけないようにするには、定期的に他人が家に入ってくるようにしておくことと肝に命じました。2019/07/28
鷺@みんさー
47
多分読むの2回目。2006年刊だから、あの頃はまだ珍しかった。この手の話題。残念ながら、現状はさらに悪化しているんだろうなぁ。文字だけだと自分の想像力を敢えて弱めることで、ビジュアルを軽減できるが、例の「孤独死現場再現模型」を見てからは、結構リアルに想像できてしまう。(※閲覧注意。再現模型→) http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1808/22/news118.html 2018/10/11
Rie
37
人が無くなる時は必ずしもベッド上ではない。自分から死を選んでしまう場合もあれば例えベッド上、布団上であっても何日も、何週間も、何ヶ月も気づかれなければ全く違った姿になってしまう。ただ必ず生きた痕跡が残る。孤独死についての問題。一人で亡くなったとしても早めに発見してもらえるだけの周りとの関係は重要だて感じた。自分自身もだけれど身近な方がそうならない環境でありたい。2015/09/12
kiyoboo
33
遺品整理屋とは、「亡くなった方の荷物を片付ける仕事」だよと子供に話したら、「天国へのお引っ越しのお手伝いをしてるんだね」と言われたという。自殺した方、独居老人の孤独死の後始末をこなす。死臭、うじ虫、ゴミだらけの部屋での作業は頭が下がる。独居老人といっても50代の方もいるらしい。しばらく連絡がないと思ったら孤独死という話は珍しくないという。後悔する前に一声掛けてと筆者はいう。本書は体験した話を元に書かれている。世間には知らないことが多いとつくづく思う。2016/03/27
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