扶桑社文庫<br> 日本猟奇・残酷事件簿

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扶桑社文庫
日本猟奇・残酷事件簿

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  • サイズ 文庫判/ページ数 300p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784594052263
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0195

内容説明

明治5年、歌舞伎役者との“不義密通”を重ねたうえに、主人を毒殺して世間を騒がせた「毒婦夜嵐おきぬ」事件、大正6年に発生した夫婦間でのサディズム・マゾヒズム殺人、昭和11年に起こり、現在でも語り継がれる阿部定事件、その1年前の昭和10年には、母親が娘と共謀して息子を殺すという日本で最初の保険金殺人が発生―。明治から昭和にかけて起こった凄惨でむごたらしい事件の背景には、近代日本の世相が反映していた。

目次

“御一新”時代のおぞましい犯罪―明治期(役者と密通のうえ、主人を殺害―“毒婦夜嵐おきぬ”と呼ばれた女;“毒婦”と化した“貞婦”お伝―不治の病の夫を持った妻の行く末 ほか)
狂気の犯罪が罷り通る怖さ―大正期(信用させて真夜中に襲う―大米龍雲尼僧連続暴行殺人;女性の局部に竹をぶすり―少年による串刺し殺人事件 ほか)
“阿部定”に共通する複雑な女の犯罪―昭和戦前期(女の頭部を切り、頭にかぶる―凄惨きわまる男の首吊り死体;八つに切られた男の死体―兄弟の犯行、玉の井バラバラ事件 ほか)
小平事件に見る食糧難時代の犯罪―昭和戦後期(食べ物なく、人肉を食わす―障害をもつ先妻の娘を殺害して;女性をつぎつぎ乱暴、絞殺―食料を餌に誘い出す、小平事件 ほか)

著者等紹介

合田一道[ゴウダイチドウ]
北海道生まれ。長く北海道新聞に勤め、主に日曜版を担当。在職中からノンフィクション作品を手掛ける。北海道ノンフィクション集団代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雑食奈津子

2
近代日本におけるタイトル通りの殺人史。著者が書く通り、残虐な犯罪の裏には時代背景が色濃く現れている。女性の不義密通が男性より強く罰せられたり、食糧難故の事件があったりと、現代では想像すら及ばないものばかり。事情があれど殺人は許せない、とは一重に言えない悲痛な事件も多い。2017/06/17

JunTHR

2
掘り出し物!明治期・大正期・昭和戦前期・昭和戦後期に分け、事件概要を紹介。県警の警察史などにもあたるなど、しっかりと資料を集めたことがよくわかる安定感がある。阿部定を始め超有名事件を抑えつつ、未知の事件も多く取り上げられていた。ちなみに、共著者になっている「犯罪研究会」は学生・社長・SE・大学講師・元教員・公務員で構成されているらしい。2017/02/28

七澤

1
100年前まで日本でも人骨が業病に効くなんて思われてたのが衝撃2023/09/21

佐藤 礼(Rei Sato)

0
研究材料

0
猟奇的犯罪は まるで最近の社会が作り上げたような言われ方してるけど 実際は遥か昔からグロい事件は起きてたんだなぁとびっくり。2009/09/20

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