内容説明
1948年。フロリダの孤島にそそり立つモーネイ城。そこでは、狼男とドラキュラが死闘を繰り広げていた。仇敵を取り逃がしたウルフマンは、自らの呪われた宿命をはかなみ、心臓を貫いて永遠の眠りにつく。50年後、大叔母の遺産を相続するため城を訪れたキャロラインは知る由もなかった。秘密の地下洞に、今も恐るべきモンスターが封印されていることを…!現代に復活した三大モンスターが引き起こす、血みどろの惨劇と三つ巴の死闘!日本ホラー界の異才による濃密な訳文で贈る、ユニバーサル公認の正統なる後日譚、ここに解禁。
著者等紹介
ロヴィン,ジェフ[ロヴィン,ジェフ][Rovin,Jeff]
1951年生まれ。1970年代から、ホラー、SF、ゲームなどのマニアックな研究家として多数の著書を執筆。ライターとしては「モータルコンバット」や「クリフハンガー」、トム・クランシーの「OPセンター」シリーズなどのノベライズを手がける。近年は動物パニック小説や軍事サスペンス小説などのジャンルでヒットを放っている。ニューヨーク市在住
友成純一[トモナリジュンイチ]
福岡県生まれ。作家・映画評論家。1976年、評論『透明人間の定理 リラダンについて』で、幻影城評論部門に入選。’85年より本格的な作家活動を開始。スプラッタ・ホラーやSFのジャンルで数多くの作品を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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すけきよ
1
これは、ユニバーサル映画まんまの雰囲気がいいんだろうなぁ。収拾されていない伏線もちょろちょろあるんだけど、そんなことは気にせず、スナックでも食べながら、気楽に読むのがいいでしょう。妖怪や怪物ではなく、モンスターにハァハァしてしまう人にオススメ。2006/07/04
nur1202
0
映画の続編的な話なので始まり方が唐突な感じもしますが、現代パートになってからは展開も早く、ドラキュラ、狼男、フランケンシュタインの怪物の描写もよく、とても楽しめました。 映画の設定とオリジナルの設定のバランスが良かった感じです。 エンディングの余韻もグッド。 2017/11/29