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内容説明
14歳のエリックは、父親から激しい虐待を受けながらも、学校では悪童グループの中心として皆から一目置かれる存在だ。喧嘩は無敗。彼は暴力の犠牲者だからこそ、暴力の本質を知り尽くしているのだ。万引事件の責任を問われ退学処分になったエリックは、シャーンスベリ全寮制学校に転校することになる。「二度と暴力はふるわない」そう決意したエリックだったが、そこで待ちうけていたのは、生徒評議会が学園を支配し、下級生に対する懲罰が横行する不条理な世界だった。エリックは、理不尽な横暴に反旗を翻し、孤独で終わりなき闘いをしかけてゆく…。本国スウェーデンでは200万人が読んだ、国民的ベストセラー作家による半自伝的青春小説の金字塔。
著者等紹介
ギィユー,ヤン[ギィユー,ヤン][Guillou,Jan]
1944年生まれ。ストックホルム大学を卒業後、雑誌のレポーター、編集長を経てフリーの作家・ジャーナリストに。カール・ハミルトンを主役とするスパイ・アクション「コック・ルージュ」シリーズは「北欧の007」と呼ばれ、スウェーデン国内で500万部を超える大ベストセラーとなった
柳沢由実子[ヤナギサワユミコ]
上智大学文学部英文学科卒業後、ストックホルム大学スウェーデン語科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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