内容説明
外資に買収され、閑職に追いやられた中堅商社の管理職。ローンを抱え、同居する母の介護に妻は、そして娘は。その男を密かに慕うキャリアウーマンの秘密、そしてIT企業を立ち上げた男の栄光と転落と転進、そしてうだつの上がらないフリーターが目覚めたこととは…。東京のとあるバー「ポリティクス」に集うさまざまな人間群像。そこに日本の縮図があり、そこで交わされる会話に日本が抱える政治の問題が凝縮される。
目次
郵政民営化の背景と課題
企業買収についての問題
高齢化社会と介護についての問題
財政悪化と公務員改革についての問題
医療制度改革についての問題
少子化と子育てに関する問題
教育についての問題
年金と社会保険庁についての問題
若年雇用とフリーターについての問題
地方自治についての問題
最新技術とものづくりについての問題
環境と食料についての問題
政党政治のあり方についての課題
著者等紹介
屋山太郎[ヤヤマタロウ]
政治評論家。昭和7(1932)年、福岡生まれ。東北大学文学部仏文科卒業。34年時事通信社入社。海外特派員や編集委員兼解説委員を歴任し、62年退社。在職中から種々の審議会の委員を務める。平成14(2002)年、第17回正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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