扶桑社ミステリー
真冬の牙

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  • サイズ 文庫判/ページ数 321p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594051402
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

アメリカ北部、凍てつく町に暮らす一人の男。夢やぶれ、妻子にも捨てられ、どん底で生きる彼は、いかさまの腕を買われ、小悪党が仕切るカード賭博に雇われていた。だが、その夜は少し流れがちがった。まさかそれが、町を揺るがす大事件に発展しようとは…卑劣な暴力の渦に呑みこまれ、追い詰められていく男。牙をむく敵に対し、最後の大勝負がはじまる!パルプ小説の香りを濃厚に漂わせ、最果ての地に展開する先の見えない犯罪劇。アメリカン・クライム・ノヴェルの伝統を継ぐ新鋭デビュー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

秋茄子@ナイス返ししない党党首

1
ど直球ノワール。まっとうな暮らしを希求し、挫折する男の姿が切ない。2010/06/07

hikarunoir

0
ケインだのトンプスンだのに匹敵するか不明だが、孤独感、殺伐さは共通。舞台が極地に近い故、それはひときわに。そして、どん底の逆転を狙いつつ散る破滅の美学こそが、「ノワール」の本義なら、確かに範疇に入るかも知れない。また俺は個人的に、「犯られた刑事」の主演、いわゆる「ランボー」シリーズの「トラウトマン大佐」こと、リチャード・クレンナの影を見た。十年ほど前、二年連続の痔による入院手術を経験している。ああいうものを経験してしまうと、ケツが痛み出す話。今だって下血は続いている。

藍兒堂

0
★★★2018/03/04

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