扶桑社ミステリー
ゴーストなんかこわくない―マックス・カーニイの事件簿

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  • サイズ 文庫判/ページ数 303p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594051198
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

広告代理店で働くマックス・カーニイには、もうひとつ、別の顔があった。オカルトが趣味で、幽霊退治人をやっているのだ。西海岸の華やかなマスコミの世界には、なぜか霊やら魔術やらが横行し、ときには本業そっちのけで振りまわされてしまう。象に変身してしまう男だの、人魚と浮気する夫だの、テレビに死人が映るだのといった、常識はずれの怪現象・難事件・大騒動に挑むマックスの手腕やいかに―愛すべき職人作家グーラートが贈る、奇々怪々にして抱腹絶倒のユーモア・ゴースト・ミステリー。

著者等紹介

グーラート,ロン[グーラート,ロン][Goulart,Ron]
1933年カリフォルニア生まれ。52年に作家デビューし、SF、ファンタジー、ミステリーと、ジャンルを超えた作品を量産。他人名義やコミックを含め、著書は200冊におよぶ。ポップカルチャー研究家としても知られる

浅倉久志[アサクラヒサシ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

timeturner

3
幽霊というより魔法やお伽噺、ファンタジーに近い話が多い。ユーモラスな不思議短編集ってところなんだけど、作者の笑いのツボは私とは別のところにあるようで、気の抜けたビールみたいな味しか感じられなくて残念。2019/08/31

すけきよ

2
オカルト探偵と言っても、伝奇小説のような派手なアクションがあるわけでもなく、幽霊に対してみんな困る程度、呪文や魔法の粉も詳細全く出てこない。カーニイも幽霊も魔術師も、契約書なんかでビジネスライクに解決したり、普通の人もオカルトに対して、当たり前のように対応していて、のんびりしている。そこがオールドファッション的にいい味になってる。満腹にはならないけど、それなりに楽しめるかな。2006/03/04

kinki

1
オカルト2012/09/11

一柳すず子

0
広告代理店勤務の傍ら幽霊退治とかしているマックスに、いろんな心霊現象の相談が持ち込まれて、普通に調べて埒があかないってなると魔法の粉とかなんかの呪文とか使って解決していく。突然象になるんだけどなんだかよくわからない予言つきとか、女の子に会社を辞めさせたくない経営者のイヤガラセとか、姪を愛するおせっかい叔父さんとか人魚とか地の精とかおかしなことだらけなんだけど、それも普通の世界。全体にほのぼのしてて面白かった。古本屋のおっさんがいい味でした。2013/06/06

daken

0
アンソロジーの「魔法の猫」でも死んだ人間が猫の姿になって戻ってくる短編を書いていて印象深かったのだが、あっちはそれをホラーとして料理していたのに対してこちらはとことんほのぼのとしている。ジャック・リッチー好きな人にはたまらんのじゃないだろうか?2012/12/19

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