内容説明
やる気のない新聞記者トムが、当たりくじの取材にやってきた。もちろんジョレインのほうはお呼びじゃない。そこへ例の2人組が登場、よせばいいのに、ジョレインの当たりくじを力ずくで奪おうと挑戦。ただ殴られるようなジョレインではなかったが…突如はじまる超高額宝くじ追跡劇に、ふりふりの巨乳ウェイトレス、ミュージカル『羊たちの沈黙』の主演女優、犯罪界の大立者に、聖なるカメまでからんで大混乱!異能のベストセラー作家が贈る、当意即妙抱腹絶倒感動必至の傑作。
著者等紹介
ハイアセン,カール[ハイアセン,カール][Hiaasen,Carl]
1953年、フロリダ州マイアミ生まれ。“マイアミ・ヘラルド”の記者を経て作家になる。新聞記者時代の同僚モンタルバーノと合作で3冊の長編を著し、その後は単独で作品を発表、ベストセラー作家となる。最近では、初のジュヴナイル『ホー』が世界的にヒットした
田口俊樹[タグチトシキ]
早稲田大学文学部英文科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けいちゃっぷ
9
下巻でも色々とありましたが、着地点が見えているだけにこの長さはつらい。 せめてキャラクターに萌えられればもっと面白く読めたかも。 416ページ 2015/05/26
こみっく
2
ドタバタ度やや控えめ?で主人公のカップルに好感持てたので面白く読めた。今までの中でこれが一番好きかも。だけどちょっと食傷気味。未読作は忘れた頃にまた...2019/12/18
tai65
1
星3つ2014/02/11
カオシュン
1
相変わらずナスティな登場人物たちの言動にクスクス笑ってしまう。オフビートな作品って好き\(//∇//)\2012/09/04
西村章
0
登場人物のすべてがどこか常軌を逸していて、その壊れた存在たちがそれぞれ自分なりの正義で〈論理的に〉行動すると、話は自然に暴走の一途をたどるという、いつものハイアセン節。そのドタバタの背後にうっすらとにじませる著者の正義感も好ましく、それもハイアセンの小説が痛快で面白い大きな要因なのではないかと。 それにしても、こういうヘンな話を書く人って、他には戸梶圭太くらいしか思いつかないな。 2016/07/27