内容説明
新聞記者ファビオは、病院のベッドで目覚めた。なんらかの事件か事故に巻きこまれ、50日間の記憶を失ってしまったのだ。自分に何があったのか?親友の助けを借りて調査に乗りだしたファビオだが、謎は謎を呼び、闇は深まるばかり。そして、信じていた親友がまったく異なる顔を見せたとき、社会全体を揺るがす巨大な疑惑が浮かびあがる!ひとり真実を追うファビオを待つ、意想外の真実とは…?発表されるや、轟然たる大反響を巻き起こした、ベストセラー作家による、心理ミステリーの傑作。
著者等紹介
ズーター,マルティン[ズーター,マルティン][Suter,Martin]
広告業界で働くかたわら、脚本家として活躍。コラムニストとして、数々の賞に輝き、高い評価を得る。小説家としては、人間心理に重点を置いたミステリーを次々に発表。とくに『プリオンの迷宮』は、ホットなテーマもあいまって、大反響を巻き起こした
小津薫[オズカオル]
同志社女子大学英米文学科卒、ミュンヘン大学美術史学科中退。英米・独文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なおり
1
楽しめたけど、なんか色々ザ・アメリカって感じ。2015/02/07
Steppenwolf
0
本書も所謂積ん読としていたのが「縮みゆく記憶」同様書庫から出して読んだ。怪我で記憶を失った敏腕記者が記憶を取り戻す過程で親友や恋人とのやりとりやスキャンダルに巻き込まれていたことを知る。ちょっとセンチメンタルな終了であった。2010/04/12
timberbear
0
50日間だけ記憶が飛んでしまったり、今の自分では信じられないような人格だった50日の過去があったり、研究者の自殺の原因に説明不足だったり、プリオンが入っていたチョコ食べた人はどぅなったのか、等々納得いかない箇所はかなりありましたが、最後はどぅなるんだろう???と気になる展開でずっと書かれているので、娯楽的読み物としては面白かったです。2011/10/29
グルヌイユ
0
病院で目を覚ました新聞記者・ファビオ。自分がなぜ病院にいるのか、どうして運ばれたのか・・・失われた50日間の記憶。追求するうち、自分自身の意外な行動が・・・ 図書館でたまたま手にして読みましたが、不思議なくらい、なりゆきに興味がもてませんでした。2011/04/23
慧
0
★2005/10/01