国家の自縛

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784594050238
  • NDC分類 319.1
  • Cコード C0095

内容説明

外務省が切り捨てた異能の外交官・佐藤優が外交の舞台裏から国家戦略まですべてを明かす。大反響『国家の罠』に続く第二弾。

目次

第1章 日本という国家(外務省には絶対戻らず、小泉総理の悪口も言わず;潰された佐藤機関と情報部局 ほか)
第2章 対露外交(「究極的な価値」と「究極以前の価値」;「宣教師ニコライと明治天皇」の話が新生ロシアで受けた ほか)
第3章 外交と国益(小泉首相にワーグナーを独首相と聴かせた外務省の無神経;中東外交ではイスラエルにきちんと腰を入れよ ほか)
第4章 ネオコン(「正しい理念」は此岸で実現されなくてはならない;驚くほど乱暴で水準の低い日本のネオコン論議 ほか)
第5章 これから(左と右、本当の意味で「全体主義」を脱構築したい;日本の「誠心」再生に『神皇正統記』を見直せ ほか)

著者紹介

佐藤優[サトウマサル]
昭和35(1960)年、埼玉県生まれ。昭和60年、同志社大学大学院神学研究科修了の後、外務省入省。平成7(1995)年まで在英国日本国大使館、ロシア連邦日本国大使館に勤務した後、外務本省国際情報局分析第一課に勤務。主任分析官として活躍したが、平成14年5月、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕。平成17年2月、執行猶予付き有罪判決を受けて控訴中。外交官として勤務するかたわらモスクワ国立大学哲学部客員講師(神学・宗教哲学)、東京大学教養学部非常勤講師(ユーラシア地域変動論)を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

出版社内容情報

外務省が切り捨てた“異能の外交官”が明かす外交の舞台裏!
「国策捜査」で逮捕され、検事との対決を主軸とした話題の内幕手記『国家の罠』(新潮者)に次ぐ著作第二弾。産経新聞の斎藤勉・正論調査室長のインタビューで、外務省の対中国、北朝鮮、ロシア外交の「不作為」、情報機関からネオコン、靖国問題、国体論…と内外の緊要テーマを縦横に斬った覚醒の書です。

<目 次>

序文

第1章 日本という国家
外務省には絶対戻らず、小泉総理の悪口も言わず
潰された佐藤機関と情報部局
外交に生かされぬ外務省の謀略・情報操作能力
鈴木宗男氏の前で丸まった“アルマジロ局長”
お公家さんは逃げ足が速いですね、東郷和彦さん
「きれいな鷹」か「汚れた鳩」か
目を覆う日本外交の不作為の集積
拉致事件、「白旗」戦術で金正日王朝に食い込め
朝青龍一族も含むモンゴルの情報機関を活用せよ
中国「反日」には「百対ゼロ」で勝てた
対中国姿勢、米国の徹底討論に学べ
チャイナ・スクールも抜本改革が不可欠だ
「靖国」は近代日本の文化、政治問題化は中国の国益にあらず
日本人が自らの神話に基づいて歴史をつくるには固有の権利だ
旧ソ連諸国の友人も国家、民族に殉じる気構えがあった
高橋哲哉教授の『靖国問題』は一握りの強者も論理だ

第2章 対露外交
「究極的な価値」と「究極以前の価値」
「宣教師ニコライと明治天皇」の話が新生ロシアで受けた
「対独戦勝は日本のおかげ」となぜ言えぬ
「9・2」北方領土視察に日本外交が犯した大ポカ
またぞろ、クレムリンが創価学会=公明党に触手を伸ばした
プーチン政権からのメッセージを読みとれぬ外務省
「反ファッショ六十年」で中露朝に包囲された

第3章 外交と国益
小泉首相にワーグナーを独首相と聴かせた外務省の無神経
中東外交ではイズラエルにきちんと腰を入れよ
ロシアの政治エリート層は根強い対中警戒感を共有する
われわれは「現実的北方四島返還論者」なのだ
「東ドイツ型統治」が理想なのか、プーチン大統領
「新クレムリノロジー」が必要になった
ロシアのインテリは「国内亡命の時代」に逆戻りした
ソ連共産党は原則なき日本社会党と日本共産党を軽蔑した
金日成はフルチショフの送電線網提供を断った
「三つの領土問題」という言い方は中国を喜ばす
中央アジア騒擾の淵源はロシア革命の捻れにある
今も昔もウクライナはロシアとドイツの「草刈り場」
日本は「マンションの変人」脱皮を。本当の変人は中国だ
ネオコンの反共主義にはトロツキズムの反スターリン主義が混融している
ネオコンは文化的保守主義を世界観の基礎とする

第4章 ネオコン
「正しい理念」は此岸で実現されなくてはならない
驚くほど乱暴で水準の低い日本のネオコン論議
情報機関改革、副総理を新機関の長に据えよ
公平配分思想の元祖だった印旛沼干拓事業の田沼意次
ケインズ思想の通りにやればナチス出現は阻止できた
環境運動は基本的には人類生き残りの問題だ

第5章 これから
左と右、本当の意味で「全体主義」を脱構築したい
日本の「誠心(まことごごろ)」再生に『神皇正統記』を見直せ
「中野は語らず、諜者は死なず、たった一人で最後まで」
女帝論は皇祖皇宗の伝統を崩す
わが学生時代は自由主義者とアナーキストとの境界線にいた
「権力不介入」の同志社の不文律で外交官になれた
大川周明に学ぶ日米同盟絶対堅持の思想
「東アジア共同体」には中国の周辺世界「解放」意図が見える

インタビューを終えて 産経新聞正論調査室長 斎藤 勉