内容説明
イエスの実弟が記した福音書が発見された!それは、2000年におよぶキリスト教世界を根本から変える大事件だった。つぎつぎとくつがえされるイエス像。そして、“第二の復活”の驚くべき真相。一方、新たな聖書の発行プロジェクトを、卑劣な妨害工作が襲う。謎が謎を呼ぶ混沌のなか、ランダルは真実をもとめて、ひとり立つ…聖書学の該博な知識を投入し、息をもつがせぬ展開で世界的な超ベストセラーとなった、歴史ミステリーの最高峰。
著者等紹介
ウォーレス,アーヴィング[ウォーレス,アーヴィング][Wallace,Irving]
1916年シカゴ生まれ。第二次大戦中は空軍の映画班に勤務、戦後は映画シナリオ作家となる。綿密な取材と、卓抜なストーリーテリングで、小説家としても大成功をおさめる。ノンフィクションも多く、著書は世界で2億5000万部を売る。90年死去
宇野利泰[ウノトシヤス]
1909‐1997。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
91
途中からもうアクションには期待せず、せめて最後のどんでん返しに期待。でも裏切られた。どんでん返しがあると思わせてなかったというドンデン返し。
優希
53
第5福音書の発見と次々に変わるイエス像。第二の復活の真相には驚かされました。新たな聖書発行、謎が謎を呼ぶ混沌とした状況に、物語がどう着地するか気になって仕方なかったのですが、結末にちょっと拍子抜けした感は否めません。聖書の知識をどこまでも投げ込み、息する間も勿体ないミステリーですが、最後がモヤっとしたと言えますね。2020/10/28
TheWho
12
下巻に入り物語は、発見された古文書の真偽に迫る内容になっていき、それに絡み敵・味方が入り乱れて、主人公が孤軍奮闘するが、大きな陰謀に巻き込まれていく。イマイチ偽書とされた福音書の内容の凄さが理解できなかった事と、イエスの第二の復活が結び付けられなかったのは、欧米人の感受性を日本人である自分が理解できなかったかは不明であるが、ともかくキリスト教をモチーフとした歴史ミステリーを堪能できた作品でした。2022/04/26
Richard Thornburg
9
感想:★ 下巻に入って話が動くかと思えば・・・上巻のペースそのままで終了。 登場人物も多いし、伏線チックな表現もあるので、もっといろいろなつながりができてきて話に奥行きが出てくるのかと思ったらそうでもなかったので残念です。 まず・・・主人公の駆け引きや取引ヘタすぎです。 手の内をすべて見せてしまって、それが元で死人まで出してしまってる。 何とも面白みに欠ける残念な1冊でした。2014/09/07
ペコ子
2
面白かったけど第5福音書のすごさがイマイチ解らず…ダヴィンチコードの謎の方が衝撃的受けたの覚えてる。2019/09/20