内容説明
運命の三女神クロト、ラケシス、アトロポスをかたどった三体の像の追跡劇のなかで、奇怪な事件が続発する。ヘルシンキでマラキと会った百年前のクロト像の持ち主の子孫ティアの部屋が荒らされる。残る女神像の一つラケシスを所有するクレアは、サリヴァン家のギデオンとともに、ニューヨークで二人を狙ったと思われる殺人事件に遭遇。事件の黒幕は三女神像の独占を狙うアニタなのか?三つの像の行方は、そしてその像に導かれたかのように展開するサリヴァン家三兄妹のロマンスの結末は。
著者等紹介
ロバーツ,ノーラ[ロバーツ,ノーラ][Roberts,Nora]
1981年に『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビュー。一躍ベストセラー作家となる。86年にはアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入りを果たした。メリーランド州に夫と二人の息子とともに住んでいる
清水寛子[シミズノブコ]
1961年生まれ。英国留学後、国際基督教大学教養学部卒
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感想・レビュー
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カサブランカ
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32016/11/13
青猫ちびすけ
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ロマンスと奪還劇と復讐は無事に決着。3人の恋模様もキレイに収まった。 こういう安心して読める系の本もまた楽しい。悪役の人間像と分析が面白かった。 弱点は貪欲さではなく虚栄心。自分が他者の優位に立つことになによりも快感を覚え、そのために必要もないのに他者を傷つける。そして、それゆえに敵をつくり最後には身を滅ぼすことになった。2013/06/09
満月-ya
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★★★★★2005/04/10
みるて
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図書館の本 読了 RITA賞2012/08/28