内容説明
今なお強い反日感情を抱く韓国。その根底には、「日本による統治時代、その圧制によって多くの損害を受けた」という被害者意識がある。その中で2002年、韓国人自身によって、日本統治時代の歴史を積極的に肯定・評価する書籍が刊行され、大きな衝撃を与えた。「日本の統治によって、民衆は初めて文明を経験し、幸福を手に入れた」とするその主張は、韓国政府によって有害図書指定された。日本でも大ベストセラーとなった話題の評論を文庫化。
目次
第1部 夜明けのアジア(私たちはかれらを「チョッパリ」と呼ぶ;「罪」というなら負けたことこそが「罪」である;韓国と中国に日本を非難する資格があるのか ほか)
第2部 相生の歴史(韓日共存の歴史;革命家、金玉均;暗い死の時代 ほか)
第3部 カミカゼの後裔たち(独島(竹島)は日本の領土
対韓請求権と対日請求権
ある留学生のメール ほか)
著者等紹介
金完燮[キムワンソプ]
作家、評論家。1963年、全羅南道光州生まれ。サレジオ高校卒業。高校時代におきた光州民主化運動では市民軍に参加して全羅道庁に篭城、のちに「国家偉功者」として顕彰される。82年、ソウル大学物理学部入学、天文学を専攻。雑誌記者を経て、95年に発表した『娼婦論』(日本文芸社)がベストセラーに。96年より約2年間、オーストラリアに居住。帰国後、『コスタク新聞』を創刊し、編集主幹をつとめる。2002年『親日派のための弁明』(草思社)を発表。韓国で有害図書指定を受け、さまざまな妨害を受ける。日本では一大センセーションを巻き起こし、その後、『日韓大討論』(扶桑社、共著)、『日韓「禁断の歴史」』(小学館)など、日韓の歴史認識を問う刺激的な著作を発表。韓国では閔妃一族による死者に対する名誉毀損裁判で罰金刑に処せられ、激しい言論弾圧にさらされている
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感想・レビュー
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