扶桑社文庫
親と子の日本史〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784594046743
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0195

内容説明

楠木正成と正行の桜井の別れ、肉親への愛をつらぬいた与謝野晶子、息子の復員を待ち続けた「岸壁の母」…。歴史の大きな流れをつむいできた、無数の「親と子の物語」。上巻では、日本の歴史上知られる18組の親子に焦点を当て、新たな視点から名高いエピソードを再検討。綿密な取材で真実の「親と子の日本史」を浮き彫りにする。時代の激しいうねりの中で、血のつながった者どうしが繰り広げた、反発と信頼、苦悩と献身のドラマが今ここに。

目次

楠木正成と正行―「尊氏と戦え」忠義こそ孝行
和泉式部と小式部―母は恋多き才女だった
親鸞と善鸞―親の欲目信仰の危機まねく
伊達政宗と秀宗―息子を人質に出す決断
藤原為時と紫式部―この娘が男子だったら…
観阿弥と世阿弥―父の「花」子の「夢」それは一つ
荒木村重と岩佐又兵衛―父は悲運の武将、息子は画家の道へ
野口英世と母・シカ―手に大やけど…「勉強で見返してやれ」
永井久一郎と荷風―反骨精神の根に父への愛憎
「岸壁の母」と息子端野いせ・新二―息子は上海で静かに生きていた〔ほか〕