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絆―父・田中角栄の熱い手

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784594046675
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

日本がまだ希望を持てた時代。父と息子は互いを認め合いながら、この国のために、そして自分のために、戦っていた。破格の情熱と行動であの頃の日本を激動させた田中角栄が、愛する長男に見せた意外な素顔の数々。

目次

第1章 オヤジが旅立った日
第2章 二人の母
第3章 母の告白
第4章 味覚の目覚め
第5章 オヤジが総理になった日
第6章 オヤジと同じ年上女房
第7章 姉・真紀子
第8章 私の城「アールスコート」

著者等紹介

田中京[タナカキョウ]
1951年、父・田中角栄、母・辻和子の長男として、東京・神楽坂に生まれる。幼少より、食と音楽、その他多くの趣味に親しみ、日本大学卒業後、音楽評論家、レコード会社勤務を経て、96年、銀座でバー「アールスコート」を開店。今に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆうゆう

5
角栄さんの息子さんの話。お母さん(お祖母さん)も苦労されてきたところからすると、平和な世の中(衣食住困らない)だけど、家庭は…なのかなぁ?何が普通で普通ではないのか、他人が社会の大多数以外を「変わっている」というのは簡単だけど、母がいて父がいて、思い出も沢山あって、大きくなって幸せなら、他人がとやかくいう話ではないかな。ただ、多感な時期に事実を告白されて、弟への手紙の辺りは…やっぱり(今風にいえば)不倫は罪作りだなぁとも思う。2017/08/19

risako

2
神楽坂と角栄の関係は政治の話があまりない分、和む。でも実父の死に目にも立ち会えず、遺体にさえ面会できなかったとは。そんな仕打ちにあいながらも、本妻の娘の眞規子さんを憎めないという著者。「普通」の家庭の物差しで測ってはいけないのかもしれないが、やはり血のつながった家族や実子同士が仲良くできないのは寂しいことだと思う。悪いのは結局角栄なのだが、その当人をどの子どもも悪く言わないのは、よっぽどそれぞれの子や家族を大事にしていたのだろうし、凡人とは「器が違う」のかも。2021/04/01

ロッキー

2
角栄さんが、神楽坂の芸者さんに産ませた男の子が、著者の田中京さんです。絶対前に出なかった母親と、父・角栄さんのことが書かれています。正妻(真紀子さんのお母さん)は、男の子を生んだけれど亡くなってしまったので、角栄さんが京さんとその弟さんをとてもかわいがったことが書かれています。ただし、真紀子さんはそうではなく、角栄さんが亡くなった時の京さん家族の弔問を固くお断りしています。この時、京さんはどれだけ切なかったことか…。真紀子さんの気持ちもわからなくもないですが、京さん達も一応自分の父の子供なんですから… 2021/02/25

oskrt

0
ご子息の田中京さんが書かれた角栄モノ あんまり期待しないで読んだせいもあるかもだが結構良かった■偉大な父を持った妾の子どもの苦悩みたいなモノはあったのかもしれないけどほとんど描かれることはなく、むしろ誰しも経験しているような普通の親子関係が描かれていて、角さんをすごく身近にも感じることが出来た それだけに真紀子の頑なさが際立つ結果になっている その真紀子に対して たとえほんのひと時でも恨みに思ったことはない と血のつながった姉を愛おしむように言い切る作者に人間性を感じた2017/10/01

Kazunori Nirasawa

0
角栄は目白(本妻)と神楽坂(愛人)という2つの家庭をもっていて、これは神楽坂の非嫡出子による著。眞紀子とは人生で一回も会えたことがなく(向こうが一方的に拒否)、角栄の葬儀の際には焼香もさせてもらえたなかったという。眞紀子も相当激しい性格の人なのだろう。幼少の頃から何の苦労もなく、超ボンボンで裕福な生活ぶりだったようだけど、羨ましくは思えないな〜。2016/03/20

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