扶桑社文庫
お母さん、ぼくが生まれてごめんなさい

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 277p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594046422
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

お母さんへのすべての感謝を一編の詩に凝縮させた二カ月後、やっちゃんは天国に旅立った…。時を超えた愛と感動のノンフィクション。

目次

第1章 やっちゃんが生まれた
第2章 周囲の愛に守られて
第3章 ボク、一年生になったよ
第4章 仲間がいっぱい
第5章 幸福は自分の手で
第6章 やっちゃんが詩をつくった
第7章 やっちゃんが死んだ
第8章 やっちゃんの詩が全国に紹介される

著者等紹介

向野幾世[コウノイクヨ]
昭和11(1936)年、香川県生まれ。奈良女子大学文学部卒。国立教護事業職員養成所修了。肢体不自由児施設指導員や奈良県立明日香養護学校教諭、奈良県立障害児教育センター所長、西の京養護学校校長、奈良県立教育研究所障害児教育部長などを歴任。現在、奈良大学講師。一貫して、障害児の教育の機会拡大や、障害者と健常者の共生を目指してボランティアの育成や啓発・教育活動を展開。98年、文部大臣より教育功労賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかだ

54
ああああ…何を書いてもペラいな。私は薄っぺらい。こんな本を前にしたら、自分の底の浅さとか、弱さとか甘ったれとか、だらしなさが浮き彫りになってホントもうごめんなさい…って気分になる。だから今、一度真剣に想像した。もしも自分がやっちゃんのお母さんだったら。きっと私は何度も、何度も何度も死のうと思うだろう。でもその度に、胸に抱く子の笑顔にすがり、助けられるのだろう何度でも。特別に強いお母さんなんていない。やっちゃんがお母さんを強く支えていたんだ。だからごめんなさいなんてどうか言わないで欲しい。…と思った。2019/12/15

大阪魂

38
ページめくるたんびに胸を抉るってばんちゃがゆってたけど…やっちゃんの、君ちゃんの、芝くんの、山本公三くんの詩、つっかえずに声にだされへんかった…「ぼくだけぼくだけ他の世界にいるみたい みんな同じ空の下生きている生きている」障がいをもって生まれた人たち、障がいをもった人たち、ごめんなさいねお母さんっていわなくても、ともに生きていける社会にしていかんとね。それと明るく強く生きたやっちゃんたちのこと考えたら、自分自身やれることはしり込みしないでがんばるのがほんま大事やなあっておもた…この本に出会えてよかった!2019/10/19

ひらけん

26
誰も障害を持ちたくて生まれて来た訳ではない。なのに世間は弱者に対してこんなに冷たいんやろな。「おかあさん、生まれて来てごめんなさい」こんな言葉を言わせいいはずがない。俺の従兄弟も障害者で養護学校に通う電車の中で、なんで電車に乗ってるんみたいな冷たい視線をいつも感じていたと言ってたな。何にも悪い事していないのにこんな仕打ちを受けないとあかんのかと聞かされた事を思い出した。障害者の人達はそういう冷たい視線を誰よりも敏感に感じ取ってしまうんや。誰もが分け隔てなく生きていけるそんな世の中を願わずにはいられない。2017/05/15

naoudo

24
泣きました。誰もが一生懸命に生きている。生きる意味がないと障害者の方が殺害された事件のあと、新聞でやっちゃんのことを知りました。命が無情にも奪われて悔しい。社会の冷たい目にさらされたお母さんの苦しみ。養護教諭として、向野先生が生徒たちの言葉を聞き取ろうとした姿勢。発している声を聞き取ろうとしてきたのだろうか。人が気づいていない、忘れてしまった、感じることの大切さ、感謝の気持ち。その心の美しさと語られた言葉の持つ哀しさ。この世に生を受けて、意味のない存在などない。生きる権利を奪われる事は決して許されない。2016/08/27

22
本を読んでここまで泣いたのは初めてかもしれない。生まれて間もなく脳性麻痺と宣告を受けたやっちゃんの話。昔は障碍を持つ人に対してこんなにあからさまに酷い言葉を投げかける人がいたのが悲しかった。それでも複雑な思いをしながらも母親の京子さんはやっちゃんを育て、家族もみんな協力的で特に兄弟の心の結び付きは強く、心うたれた。ただちょっと他の人と違うだけ。言葉が同じように話せない、体が思うように動かせない、でも心は健常者の人よりもきっと敏感で繊細。みんなの詩でそれがすごくよく伝わってきた。2019/11/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/67263

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。