内容説明
ルイジアナ州。南部の豊かな時代の面影を残す館、マネ・ホール。ボストンで弁護士をし、裕福な家庭に育ったデクランは、学生時代に入りこんだときの魅力が忘れられず、ついに屋敷を購入して移り住んできた。建物修復の魅力にとりつかれただけでなく、違う力で強く惹きつけられてもいた。だが実際に住みはじめると、育みはじめた愛のゆくえを飲みこみながら、20世紀初頭の亡霊たちが、過去の世界にデクランを引きこんでいった…。
著者等紹介
ロバーツ,ノーラ[ロバーツ,ノーラ][Roberts,Nora]
1981年に『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビュー。一躍ベストセラー作家となる。86年にはアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入りを果たした。作品はこれまで約1億5千万部売れている。現在、メリーランド州に夫と二人の息子とともに住んでいる
小林令子[コバヤシレイコ]
上智大学理工学部卒業。翻訳家
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感想・レビュー
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たまきら
24
ボストン上流階級出身の男性が、何かに導かれるようにして南部の瀟洒な屋敷を購入し、幽霊に悩まされながらも屋敷の改修を進めていく…。それだけのお話なんですが、ロマンスもミステリーも描写が巧みでページが止まりません。うまいなあ。2019/02/11
rokoroko
14
何かに取りつかれたように一目ぼれした古い家を改装し始める元エリート弁護士。たびたび目撃される幽霊。不思議な事象。なにがあったのか2020/09/26
ぽこ
3
幽霊が出てくる話は夜読んでいて物音がしたりすると背筋がぞっとする。源氏物語の六条御息所みたいで、女の怨念って恐ろしいなぁ。2014/12/12
erie
1
やっぱりノーラのヒーローはすてきだ。ノーラは古い屋敷や家の改装や修復を仕事にしているヒーローが多い気がする。2009/10/19
こえん
0
古い屋敷の騒霊現象が主人公達とどうからんでくるのかが楽しみ♪2009/01/07