国民の文明史

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  • サイズ A5判/ページ数 462p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784594042752
  • NDC分類 210
  • Cコード C0095

内容説明

文明史観なき国家は、必ず滅ぶ。過去の歴史と未来の歴史をつなげてゆくもの、それが文明史である。

目次

第1部 なぜ今、文明史なのか(文明史が示す日本の現状と危機;「文明史」とは何か)
第2部 日本文明を考える(日本文明史に見る「超システム」現象;「縄文」と「弥生」の日本文明史 ほか)
第3部 外から見た日本文明(世界の中の日本文明―比較日本文明論1;日本はアジアではない―比較日本文明論2)
第4部 現代日本の文明史的立場と課題(文明としての米・中との対峙;文明史から見たあるべき日本の改革)

著者等紹介

中西輝政[ナカニシテルマサ]
昭和22(1947)年、大阪生まれ。現在、京都大学総合人間学部教授。京都大学法学部卒業。英国ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。京都大学助手、スタンフォード大学客員研究員、三重大学人文学部助教授、静岡県立大学教授を歴任。専攻は国際政治学、国際関係史、文明史。論文「日米同盟の新しい可能性」で石橋湛山賞、『大英帝国衰亡史』(PHP研究所)で第五十一回毎日出版文化賞・第六回山本七平賞を受賞。第十八回正論大賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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にゃんにゃんこ

12
滅亡、もしくは衰退した文明の衰退過程を分析し、日本の将来に警鐘を鳴らす。衰退はしたが生き残っている英国の戦略を日本も見習うべきと主張する。日本再生の弊害と、方法を模索する。討論番組でも正鵠を得た解説をする著者の本を初めて読んだ。多くの知識と本質を見極める思考は、やはり素晴らしかった。面白さ652021/12/24

Ohe Hiroyuki

3
著者の考える「文明」論をベースに、世界史を振り返り、我が国の歩みについて論じた一冊である。▼「文明」という切り口は魅力的であり、必要的でもある。その意味で本書は魅力的である。▼論文型ではない(注釈がない)が、引用されている文献は相応にあり、読者が新たに学びを得ることも可能であろう。▼ただし、後半に進むにつれ、筆が進みすぎたのか、内容を把握するのが難しくなる。IFRSの導入の検討に、「文明」論は不要だと考えるし、安倍慎太郎と竹下登の政争を「文明」論で論じることはないと思う。よく注意して読まれるべきである。2018/05/23

ヨンデル

1
昔読んだ本です、整理のため登録しています。2024/06/21

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