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扶桑社セレクト
山頂に立つ―登山家たちのサバイバル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 335p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784594042578
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0197

内容説明

1978年、登山家ジョー・タスカーは、3人だけのチームで、世界第2位の高峰K2へ挑んだ。だが、予想をはるかに超えるはげしい風と雪が行く手を阻む。岩棚にテントを張って避難した彼らを、雪崩が襲った!―タスカーの手記「冷酷なる大地」をはじめ、第一級の登山家たちが経験したおそるべき苦難と奇跡的な生還の数々。山々の猛威と、それに挑む人間のすさまじい戦いを、登山家がみずから記録した迫真のドキュメンタリー集、第一弾!危機また危機の決死の挑戦が、あなたの冒険心を呼び覚ます。

目次

デヴィルズ・サム(ジョン・クラカワー)
希薄な空気(グレッグ・チャイルド)
エヴェレスト―山頂に一人立つ(スティーヴン・ヴェナブルズ)
危険な連絡将校(ジョン・クリマコ)
冷酷なる大地(ジョー・タスカー)
シャイニング・マウンテン(ピーター・ボードマン)
雪豹(ピーター・マシーセン)
マイナス148度―マッキンリー冬期登攀(アート・デイヴィッドソン)

著者等紹介

ウィリス,クリント[ウィリス,クリント][Willis,Clint]
登山家であり、「ニューヨーク・タイムズ」をはじめ、多くの新聞・雑誌に寄稿する作家。現在、妻とふたりの子どもとともに、メイン州に住む
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ビブリッサ

75
化け物クラスのアルピニスト達のドキュメント小説。その最も厳しかったであろう登攀の様子を抜粋したもの。どの話も想像を絶する難渋さだ。皆が皆、死の鉤爪が喉元にかかった状況に陥っている。辛くも生還できた彼等は、特に勇気に溢れているわけではない。幸運と最良の判断と身体能力が揃ったからだ。高峰登山で人間の生死は山が決める。そんな中で異色だったのは「危険な連絡将校」だった。受け入れ国政府が任命した傲慢で身勝手な連絡将校が、登山の最も困難な障壁になる場合もあるとは!しかし、このお話は水戸黄門の如くスカッとする結末。2017/06/26

goro@the_booby

44
8人の作家・登山家によるアンソロジー。いずれも山での困難な状況を描いてます。本人の登山での話なのでどれも緊張感あり、読んでるこちらも極寒の山にいるようでした。なんでそんな所に行っちゃうのかね~と思うけど誰も行けないからどうにかしたい衝動に駆られるんだろうね。極限状態での生理現象のシーンは凄いわ。それはどうしようもないわな。その中でジョン・クラカワ―の最後の一文が心に沁みるわ。2016/12/08

moe

9
登山家たちが出会った様々な困難とそれを乗り越えるための努力。ジョン・クラカワー氏が人生の転機として回想する「デヴィルズ・サム」が秀逸でした。2011/04/23

ぴこ

4
いろいろな登山記の抜粋。登場人物の把握がスムーズにいかないまま、いきなり苦難が始まってとまどいを感じることが多かった。素材がおもしろいだけに残念。「マイナス148度」のその後など、解説ででも補足してくれればもっと楽しめた。2013/02/28

さえ

4
色々な本からおいしいところだけをピックアップした本。そのせいか少し物足りない。「山頂に立つ」というタイトルだけど、山頂から下る時のエピソードが多い。こんなに苦労して登った…というような達成感を期待して読むと肩すかしかも。「マイナス148度」のその後が気になる。仲間は何処に行ったのだろう…。「危険な連絡将校」が面白かった。2011/02/21

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