感じの漢字

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  • サイズ B5判/ページ数 126p/高さ 17X17cm
  • 商品コード 9784594039479
  • NDC分類 811.2
  • Cコード C0076

内容説明

漢字のデザイン力と発想力、そして哲学―。思わず「なるほど」、最後は「脱帽」の奥深さ。

著者等紹介

高橋政巳[タカハシマサミ]
1947年福島県生まれ。楽篆家。刻字の草分け的存在である前国際刻連盟初代会長の故長揚石氏に師事。篆書をはじめとする書を通じ、文字のもつ素晴らしい歴史的意味や美しさの伝承に幅広い活躍をしている。また、木や石などの漢字を彫る刻字家としても活躍。漢字の源である象形・亀甲・周時代の金文などを祖形として、独自にデフォルメしたその創作的書体は、現代の漢字にはない新鮮さと、人々を魅了する独得の美しさをもつ。現在拠点を喜多方に置き、毎日展会員、NHK文化センター講師、日本刻字協会理事および審査員、千秋会会津支部欣刻会事務局長を務めながら、創作活動を続けている。2000年には自身のギャラリー「楽篆工房」がオープン
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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やすらぎ

155
木や石に文字を彫る「刻字」という仕事をしている、高橋政巳さん。昔の人は皆、詩人であったという。自然の中から文字を生み出したのだから。「明」月の光が窓から差し込んでいる。「雨」天から粒が降ってくる情景を表す。「朝」水辺に生える水草の隙間から朝日が昇り、月は白々と消えゆく。「暮」草木に覆われた地平線に沈んでいく太陽が茜色に染まってゆく。「華」花のように美しい姿。「恋」の正字「戀」、言葉が糸に絡まったようになかなか出てこない、切なくてもどかしい心。「幸」私たちは本当の意味で幸せになりたいのか深く考えさせられる。2022/06/18

lovemys

9
漢字の楽しさを知り、漢字をアーティスティックに感じられる。一つの漢字の向こうにある物語を知ることで、その漢字が愛おしくなる。古代の人たちの感性は素敵だな。一つひとつの漢字を丁寧に作っていったかと思うと、果てしない浪漫を感じる。折角、漢字を使う文化の国にいるのだから、美しく使いこなしたい。2022/09/20

𝓚𝓸𝓉𝓸

2
篆書家、ってすごいなあ。漢字の成り立ちについて知識が増えました。2014/12/30

はるみみ

1
きれい、文字をきちんと選択して、書けるようになりたい。2014/12/21

かみのすけ

1
深い!のひとこと。「幸」という字の語源に感動しました。3000年前の人たちはとても哲学的だったのですね。漢字を使う民族に生まれたことを誇りに思います。2011/12/04

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