扶桑社ミステリー
合衆国復活の日〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 395p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594036560
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ありえたかもしれない“もうひとつの歴史”―1962年、キューバ危機から、ついに核戦争が勃発した。合衆国の主要都市は壊滅、ケネディ大統領以下、政権の中枢も全員が死亡し、軍が戒厳令を敷いて、事態を収拾した…それから10年。アメリカの繁栄は完全に失なわれていた。放射能が各地に残存し、軍が隠然と政治を支配し、国民の自由も制限されている。そんなある日、新聞記者のカールに、大きなネタを持つという老人が接触してくる。半信半疑のカールだったが、老人が死体となって発見された。サイドクイズ賞(歴史改変小説賞)受賞作。

著者等紹介

デュボイズ,ブレンダン[デュボイズ,ブレンダン][DuBois,Brendan]
ニューハンプシャー生まれ。新聞記者・編集者等を経て、1994年、作家デビュー。雑誌記者ルイス・コールを主人公にしたミステリー・シリーズで成功をおさめる。短編も多く、アメリカ私立探偵作家クラブが選ぶシェイマス賞を2度受賞している

野口百合子[ノグチユリコ]
1954年生まれ。東京外国語大学英米語学科卒。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

すらっぱ

1
タイトルと装丁で、とてつもなく損してる。小松左京の『復活の日』にも負けない超大作だった。新聞記者が主人公の作品は多いけど、この作品ほど、主人公が記者であるっていう点を活用したものは他にないと思う。圧倒的な武力を持つ相手に対し、主人公の武器はペンのみ。合衆国の復活のために、文章パワーでピンチを切り開く!「見せてやろうじゃねえか、真のジャーナリストの力ってやつをよお!」 敵「まだ公正な報道力を持つ輩が生きていたとはー、ぐわー」って感じ。でも、基本ハードボイルドなんだよね、元退役軍人の新聞記者って設定はズルイ2013/08/16

Cinejazz

0
1962年のキュ-バ危機を回避出来ず核戦争を始めたアメリカ合衆国は、報復攻撃をうけて被爆の後遺症、戒厳令、検閲、検問に怯えて暮らす三流国になり下がった。・・・・・果たして、合衆国が復活できる日は訪れるのであろうか。2017/02/02

可兒

0
核戦争に生き残り、零落したアメリカで起きる事件を描く。ここに描写されているような、すべてから一歩引いたアメリカ人は見たことがなく、少なくともその点はすばらしい2009/02/02

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