内容説明
「東京裁判史観の払拭や憲法改正問題は、戦後の大きな禍根として残ってしまいました。先輩たちがいつか解決をしなければならないと思っているうちに五年たち、十年たち、現在にいたっています…後世に伝える役割を託された私たちの世代も、もう若くはありません」戦後日本の本当の姿をつぶさに見てきた著者が、重い責任感、使命感を痛切に感じて一挙に書き下ろしたあのベストセラーの文庫化。
目次
第1章 五十年前に今日の日本の混迷を予言したインド人
第2章 「大東亜戦争」は、自存、自衛のための戦争だった
第3章 広島「原爆」で生き残った「最後の経営者」、血涙の告白
第4章 「マッカーサー憲法」を大事にしてきたニッポンの悲喜劇
第5章 日本人のよき伝統と精神を破壊した「戦後教育」
第6章 「保守」と「革新」を誤報し続けた戦後、マスコミ文化界の大罪
第7章 戦後「国会」をハイジャック、憲法違反を続けた「官僚勢力」
第8章 二十一世紀の日本、どこへ行く
著者等紹介
前野徹[マエノトオル]
1926年東京生まれ。50年日本大学法学部卒業。読売新聞社、東京新聞を経て、60年東急グループ総帥の五島昇氏に東京急行電鉄の秘書課長としてスカウトされ、五島氏の懐刀として政界、財界、マスコミなどの対外折衝役として活躍する。70年東急エージェンシー常務、専務、副社長を歴任し、81年より11年にわたり社長として業界13位から電通、博報堂につぐ3位までに躍進させる。その間、野田一夫氏(現・宮城大学学長)とともに(社)ニュービジネス協議会の設立に参画。初代会長の関本忠弘氏(現・NEC相談役)のもと9年間、副会長として同会の基盤づくりに貢献、現在顧問を務める。また95年、アジア経済人の大同団結を目指した経済団体、アジア経済人懇話会を設立し、理事長として現在に至る。各分野の勉強会の提唱者として、若手起業家から創業経営者まで多くの集まりを主宰するほか、国会議員、経済人などの政策勉強会の代表世話人としても活躍中。現在、首都圏最大級の露天風呂「四季の湯温泉」を経営する高根グループ会長、健身健康法教育学院理事長などを務める
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感想・レビュー
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