扶桑社文庫
戦後 歴史の真実

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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594035921
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0195

内容説明

「東京裁判史観の払拭や憲法改正問題は、戦後の大きな禍根として残ってしまいました。先輩たちがいつか解決をしなければならないと思っているうちに五年たち、十年たち、現在にいたっています…後世に伝える役割を託された私たちの世代も、もう若くはありません」戦後日本の本当の姿をつぶさに見てきた著者が、重い責任感、使命感を痛切に感じて一挙に書き下ろしたあのベストセラーの文庫化。

目次

第1章 五十年前に今日の日本の混迷を予言したインド人
第2章 「大東亜戦争」は、自存、自衛のための戦争だった
第3章 広島「原爆」で生き残った「最後の経営者」、血涙の告白
第4章 「マッカーサー憲法」を大事にしてきたニッポンの悲喜劇
第5章 日本人のよき伝統と精神を破壊した「戦後教育」
第6章 「保守」と「革新」を誤報し続けた戦後、マスコミ文化界の大罪
第7章 戦後「国会」をハイジャック、憲法違反を続けた「官僚勢力」
第8章 二十一世紀の日本、どこへ行く

著者等紹介

前野徹[マエノトオル]
1926年東京生まれ。50年日本大学法学部卒業。読売新聞社、東京新聞を経て、60年東急グループ総帥の五島昇氏に東京急行電鉄の秘書課長としてスカウトされ、五島氏の懐刀として政界、財界、マスコミなどの対外折衝役として活躍する。70年東急エージェンシー常務、専務、副社長を歴任し、81年より11年にわたり社長として業界13位から電通、博報堂につぐ3位までに躍進させる。その間、野田一夫氏(現・宮城大学学長)とともに(社)ニュービジネス協議会の設立に参画。初代会長の関本忠弘氏(現・NEC相談役)のもと9年間、副会長として同会の基盤づくりに貢献、現在顧問を務める。また95年、アジア経済人の大同団結を目指した経済団体、アジア経済人懇話会を設立し、理事長として現在に至る。各分野の勉強会の提唱者として、若手起業家から創業経営者まで多くの集まりを主宰するほか、国会議員、経済人などの政策勉強会の代表世話人としても活躍中。現在、首都圏最大級の露天風呂「四季の湯温泉」を経営する高根グループ会長、健身健康法教育学院理事長などを務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

34
ニュルンベルグ裁判と比較しても公平さを欠く東京裁判。ドイツ人でなくナチスを裁いたニュ裁判と違い、東京裁判は日本人を裁いた。如何に茶番で復讐劇であったか。/戦前の御前会議で首脳陣は侵略戦争でなく、開戦しない方向を模索し苦悩。戦後、マッカーサー元帥でさえ、安全保障上必要に迫られ開戦をした日本と述べているが、長い間この発言は意図的に消し去られていた。/War Guild Information Programにより自虐史観を植え付けられている戦後の日本。未だ米国の魔術から抜け出ることができない。続く→2018/02/04

大先生

5
最近でこそ脱自虐史観の本が増えてきましたが、2002年からこんな本があったとは。事実は事実として、主張すべきは主張する。アメリカを憎めというわけではなく、真実を知るべきだという非常に真っ当な内容だと思います。東京裁判は、裁判ではなく復讐劇に過ぎなかったという事実は広く知られるべきですね。パール判事の日本無罪論も合わせて読むべきかと。吉田茂元首相に対する批判的評価も参考になりました。官僚支配の元凶を作ったと。ただ、官邸主導もいまいちですがね(苦笑)2020/05/22

ayacooo

5
学校で習う戦後史が本当にこの本にある通り誤った歴史認識だとしたら、本当に恐ろしいことだ。日本は日清日露戦争に味を占めアジア諸国を侵略し、宣戦布告なしにアメリカ真珠湾攻撃をしかけ、勝ち目がないとわかってもなかなか降伏しなかったからアメリカは原爆を投下した…と思ってる方、それはアメリカに植え付けられた偽りの事実かもしれない。敗戦国なのに植民地化されなかった日本、しかし本書の内容に真実がいくらかでも存在するならば、それ以上の残酷な対価を日本は払わされ続けているのかもしれない。正しい歴史は何処にあるのか。2014/08/25

天切り松

4
事実と解釈・意見は分けて捉えるべき。東京裁判でA級戦犯が起訴されたのが昭和天皇の誕生日で首謀者の処刑された日が皇太子の誕生日とは知らなかった。2014/05/26

4
学校で習う戦争の歴史が、捻じ曲げられたものであることを知ったのは、高校卒業後であった。類似の本は多いが、ともすれば反米感情を煽るようなものが多い中、割と冷静な視点で書かれていて、怒りが爆発するギリギリのところで踏みとどまっているように思え、好感が持てた。文章も平易でわかりやすい。2009/11/04

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