内容説明
アウグストゥス帝治世下のローマに、パンドラは元老院議員の娘として生まれたが、政争により一族は崩壊、彼女は独りギリシャのアンティオキアに逃れる。エジプトの女神イシスを崇拝するようになっていたパンドラは、そのころから自分が血を飲む不思議な夢に悩まされていた。そんな折、彼女の前に現れたのは、かつて好意を寄せていた男性マリウスだった。いかなる運命がパンドラを“ヴァンパイア”に変えたのか…。シリーズに光芒を放つ美女パンドラが語る、流転と遍歴の物語。
著者等紹介
ライス,アン[ライス,アン][Rice,Anne]
1941年、ニューオリンズ生まれ。娘の死をきっかけに創作活動を開始
柿沼瑛子[カキヌマエイコ]
早稲田大学卒
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