扶桑社ミステリー<br> 諜報指揮官ヘミングウェイ〈上〉

扶桑社ミステリー
諜報指揮官ヘミングウェイ〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 422p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594035471
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

1942年、FBIの作戦実行機関SIS所属のジョー・ルーカス特別捜査官は、フーヴァー長官の特命を帯びハバナへ飛んだ。当時、キューバ在住の小説家ヘミングウェイは地元の民間人を集め、ナチス工作員やUボートの動きを監視するクルック・ファクトリーという防諜組織を運営していた。ルーカスの任務はその組織の一員となりヘミングウェイの行動を監視することだった。件の組織を作家の戯れ事と見る向きもあったが地元の娼家でドイツの工作員とおぼしき男が殺害されると事態は一変した…。

著者等紹介

シモンズ,ダン[シモンズ,ダン][Simmons,Dan]
1948年イリノイ州生まれ。ウォバッシュ大学で英語の文学士号,セントルイスのワシントン大学で教育学の修士号を取得後、18年間公立学校の教師を勤める。処女長編『カーリーの歌』で世界幻想文学大賞、『ハイペリオン』(以上、早川書房)でヒューゴー賞を受賞。『諜報指揮官ヘミングウェイ』は2000年コロラド・ブック賞最優秀小説賞を受賞

小林宏明[コバヤシヒロアキ]
英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hit4papa

51
作家アーネスト・ヘミングウェイが主役の冒険小説です。ヘミングウェイの自殺から遡って、彼が私設の諜報機関を創設し活動した時期が、J・フーヴァー長官から派遣された諜報員の目から語られます。舞台は第二次世界大戦時代のキューバの首都ハバナ。ヘミングウェイの寄せ集め諜報員たちが、ドイツの諜報活動を阻止せんと、洋上の監視活動を展開します。何と、史実を掘り起こしてものしたとのことで、ただの絵空事に終わらない緊張感溢れる作品となっています。JFK、デートリッヒなど実在の人物が絡むのもワクワク。展開が遅いのが難でしょうか。2022/07/09

卍ザワ

3
「ダーウィンの剃刀」を期待したが、さにあらず。ヘミングウェイの他に実在の人物が登場し、史実に重きを置いたか、物語はなかなか単調だ。あまり突飛な、無茶な展開はさせられないのか。JFKのハニートラップ情報などピンとこず、眠気を覚える。自分のイマジネーションの限界か、彼の地で過ごさなければ、実感は無理なようだ。上巻までのところ、ヘミングウェイの行動は、リゾートでバカ騒ぎするイタいセレブにしか見えない。ヘミングウェイに心酔してる人は面白いのだろうか?そして下巻もこの調子なのだろうか?2013/06/21

tai65

0
星4.52009/08/17

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